自死(自殺)遺族支援のためのNPO法人グリーフケア・サポートプラザ

大切な人を自死(自殺)でなくし ひとり孤独でいる時 望みを絶たれ先が見えない時 いつでもどうぞ 自死遺族支援をしているNPO法人です

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生きている不思議 死んでいく不思議

大事な人を亡くした哀しみの中「千と千尋の神隠し」をビデオで見ているとある方から聴き、十余年前の自分の心に再会したような気持ちになりました。

「生きている不思議 死んでいく不思議」をかみ締めて生きていた頃。
当時の自分の心情とはかけ離れて聞こえた『こなごなに砕かれた 鏡の上にも 新しい景色が映される』の歌詞。
失ったものの大きさに圧倒され、新たな景色が再び生まれるなどとは想像できず、考えたくもなかった。
今もまだ、新しい景色の中に砕け散ったかけらも重ねてみえます。
それでも、あの頃のような空虚感とは少し違うのです。

亡き人の苦しみ、遺された者の絶望しか認識できなかったあの当時に比べて、
今は『輝くものは いつもここに、 わたしのなかに 見つけられた』様な感覚になることがあるのです。亡き人の笑顔、懐かしい日々。以前はそのことすら苦しかったのですが・・。

今苦しんでいる貴方、どうかしばらくの時間をあなた自身にあげてくださいね。
今の気持ちはいつか少しずつ変わっていくことを信じています。もしかして、想像以上に時間はかかるかもしれません。
でも、亡き人への愛しさと伴に生きていこうと思える時が訪れる。どうかその日まで何とか、踏ん張ってくださいね。

亡き人はすべての苦しみから解放されたのだとの思いが救いになっていることもあります。
それでもあの人が突然命を絶ったその事実は事実。
全てを消しさることはできないけれど
喪失の痛みを味わったからこそ、見える景色もあります。いつかそんな新たな景色が鏡に映し出されるのではと思うのです。

千と千尋の神隠し 「いつも何度でも」は、今の貴方の気持ちとは少々かけ離れた歌詞かもしれませんが・・・・・。
https://www.youtube.com/watch?v=9O4SMw_8Om0

『呼んでいる胸のどこか奥で いつも心踊る夢をみたい
かなしみは数えきれないけれど その向こうできっとあなたに会える

繰り返すあやまちそのたびひとは ただ青い空の青さを知る
果てしなく道は続いて見えるけれど この両手は光を抱ける
さよならの時の静かな胸 ゼロになるからだが耳をすませる

生きている不思議 死んでいく不思議
花も風も街も みな同じ

呼んでいる 胸のどこか奥で  いつも何度でも 夢を描こう
かなしみの数を 言い尽すより  同じくちびるで そっとうたおう

 閉じていく想い出の そのなかにいつも  忘れたくない ささやきを聞く
 こなごなに砕かれた 鏡の上にも  新しい景色が 映される

はじまりの朝の 静かな窓  ゼロになるからだ みたされてゆけ

海の彼方には もう探さない
輝くものは いつもここに わたしのなかに 見つけられたから 』
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| スタッフ日記 | 15:26 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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私が今も生きているのは

茶話会に参加されている方から借りた「カラフル・森絵都著・文春文庫」を読み終わったあと、最終頁で2007年9月に1版が出されたことを知りました。
息子を亡くしたのが2006年。
この本が世に出た頃は衝撃的な現実を受け止めることが出来ず、苦しくて苦しくて、どうにもならない時を過ごしていました。あのころの感情がふっと蘇ります。ただあの頃のような激しさではないのです。

自死した少年が生き返るストーリーのこの小説を読んで、一番最初に思ったのは、あの頃に読んだらどんな気持ちになったのだろうとの思い。
辛すぎたかもしれません。息子はこの少年のように生き返ることは出来なかったので・・・。
それでも、長い年月を経た今では、旅立ってしまったことの要因の一つに、あるいはこんなことも人によってはあるのかなあとも思えます。家族や周りの人は相手を思っていて決して見捨てているわけではない。でもその思いがストレートに届かずに少しずつずれ、死を意識する人には孤立感が漂う。

「なぜに」「どうして」あの人が逝ってしまったのか。
誰にもはっきりした理由はわかりませんが、いくつかの想像はできます。

繊細で、我慢強く、しかも自尊心の強い君だったから、いっぱいいっぱいため込んでいたことがあったのかもしれない。ふっと消えたくなった・・・そうなの?君。
その重荷、少しでも、共に背負わせて欲しかった。そして今も生きていてくれたら・・・・。
あの日に限り君は一言も言わず、ふっと消えてしまった・・・。

それは出来ないことだったんだね。
君の最後の行動はそのまま受け止めていきたいと今は思っています。
わからないことは、わからないまま。
それでも時に、残念さと悔いを感じるのは、君への尽きぬ思いであり、祈り、供養でもあるとこの頃は思ってもいます。
年月を経てもなお感じる心の痛みは必ずしも排除するものでもなく、どれほど深く亡き人を思っていたことかを思い出す確認作業でもあるのです。私の場合は。
ちょっと辛いけれど、でも愛しさも伴う大切なことなのです。
私が今も生きているのは君を思い続けるためなのかもしれない。
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| スタッフ日記 | 04:49 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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生と死

生と死を絵に描くならば、どんなイメージなのかを、画用紙に各自が描く体験をしました。
描いた後に隣の人と見せあい、シェアしました。
『生はあたかも川の流れのようで、急流もあれば、ゆったり穏やかに流れる時もある。死はその先にあり、見えないけれど生と続いている』と語る人。
『最初は原子の粒。それがビッグバンで大きく変わり、その後も変化を続けていくのが生。死も原子の粒。やがてその粒も変化し、再び生に戻る。生と死どちらにも変化がある。表と裏。』と語る人。
『生は人には目に見える世界で変化していくもの。死は人には見えない穏やかな眠り。生と死は全く違う世界だが、断絶ではない。生は死に繋がり、死はいずれ生に繋がる』と語る人。
『生と死につながりはない』 『死は無』『死は終わり』と語る人。

そのほかにも、10人10色。人それぞれの生と死のイメージがあった。
講師の先生は、それでよい。人により異なるのが生と死に関する考え方でありイメージである。無理に似ているところを探していくものでもないと言われた。
「みんな違ってそれで良い」。私はそう受け取り、安心しました。

大事な人を亡くした時、亡き人は今どこにいるのかと探す人は多いのですが、
それを他人が自分の思っていることをアドバイスしたり、断定したりするのは良くないことで、それぞれのその人なりのイメージこそが、その後を生きていくためには必要なのだと、感じます。

自分が考えたり想像する生と死のイメージの中に、亡き人をどう配置してくのか。
そこを、グリーフの過程の中で見つけることが出来たなら、それなりにあきらめることができるのかもしれない。そしてその配置、そのイメージも年月により変化していくような気がします。
あきらめるとは仕方がないとしぶしぶ自分をなだめることの場合もあるけれど、
それまで分からなかったことが顕かになることでもあると、どこかで聴いた気がします。

自ら命を絶った大事なかけがえのない人。
あきらめるのはそう簡単なことではないけれど、
自分なりの落ち着きどころを探しつつ、10余年が経ちました。
これからも、死を迎えるその時まで私の生と死のイメージは変化していくのでしょう。
そのたびにあの子の居場所が少しずつ違ってくるけれど、変わらないのは静かな世界で安らかでいて欲しいとの願いです。
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| スタッフ日記 | 05:28 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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わが子を失って気づいたこと

NPO  グリーフケア・サポートプラザでは目的がことなる3つの自死遺族の会を開催しています。

☆「分かち合いの会」では、喪失の苦悩の中におられる方が心の痛みを安心して出せる場であることを大事にし、どなたでも参加できます。

☆「プラザホープの会」は感情悲嘆が一応おちつき、これからの生き方を模索する方たちの集まりで、死別後1年以上経たれた方がご参加いただけます。一つのテーマを全員で話し合います。(聴くだけでも大丈夫です)

☆「茶話会」は、自死遺族の方のその時々の話題を共有し、交流・親睦を主な目的にしています。

5月14日はプラザホープの会があります。
よろしかったら、どうぞご参加ください。

日時:2017年5月14日(日) 14:00~16:30 
場所:本会の事務所(ホームページに、地図が詳細にでています。

テーマ:『我が子を失って気づいたこと』

今回は、お子さんを亡くされた遺族の方が「人は誰かのために生きている。支えていたつもりが、逆に支えられていたことに気づかされた…」という胸の内をお話して下さいます。
そのお話をきっかけに、参加者同士でご自身の思いや感じたこと等を自由に語り合いたいと思います。
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| スタッフ日記 | 19:13 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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気持ちを聴く

毎週火曜日、木曜日、土曜日の週3回、朝10時から夕方18時まで、認定NPO グリーフケア・サポートプラザでは傾聴電話をしています。
私たちの電話はものごとの相談電話ではなく、ありのままのお気持ちを受け止める傾聴電話です。
アドバイスや、批評、評価、価値観の押しつけなどはいたしません。
かけてこられる貴方のお気持ちを大事に尊重します。
お気持ちが落ち着かれたら、きっと貴方の本来の力が出てくることを信じています。

悲しみ、怒り、苦悩、時には亡き人への感謝の思いなど、電話をしてこられる方が今、話したいことを、遮らずにお聞きするのが特徴です。

誰にも言いたくないこと、言えないことをそっと語る場です。
何よりも秘密を守ることを大事にしています。

一人で苦しまないで、どうぞいつでもお気持ちが向かれたらご利用ください。
ゴールデンウィーク中も火、木、土は毎日しています。
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| スタッフ日記 | 15:34 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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