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自死(自殺)遺族支援のための認定NPO法人グリーフケア・サポートプラザ

大切な人を自死(自殺)でなくし ひとり孤独でいる時 望みを絶たれ先が見えない時 いつでもどうぞ 自死遺族支援をしているNPO法人です

2018年11月 | ARCHIVE-SELECT | 2019年01月

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暮れもお正月も傾聴電話は休みません。

暮れには寒波到来とか。
しばらく寒さが続くのでしょうか。
人が賑やかに集まる季節はむしろ寂しさがつのるのが、大切な人を亡くした人の自然な気持ち。

寂しくなった時、悲しくなった時、様々な思いで揺れる時、どうぞいつでも傾聴電話をご利用くださいね。
グリーフケア・サポートプラザの傾聴電話は相談電話ではなく、自死遺族の方のための悲しみの受け皿です。
どんな思いも否定したり、アドバイスなどしないでお気持ちのままをお聞きします。
火曜、木曜、土曜日は祝日であっても、必ず実施しています。

暮れの27日(木)、29日(土)も、
お正月の1日(火)、3日(木)もしています。
一人でじっと耐えることはないのです。お待ちしています。

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| スタッフ日記 | 17:16 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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二つの思いで揺れる日々

日本中でカーリングブームが起きた平昌オリンピック。10か月前のことで私も夢中で応援した一人。

漬物石をほうきで掃いているようなスポーツかとばかり思っていたら、氷上のチェスとも言われるそうで、スポーツとゲームを合わせたような面白さをその時に初めて知りました。
何より魅力的だったのは、どこを目指し、どのような力加減で石を動かすのかを選手同士が相談している声がマイクを通して聞こえる面白さ。

北海道弁で相談しあう声のところどころに、「そだねー」と相槌が入る。
そっくりそのまま相手を受け入れる言葉って、いいなあと感じました。
相手を信頼しているからこそ出る言葉。

そうなるまでに、どれほどの闘いや葛藤がチームメートの間であったことでしょう。
ただの仲良しグループの仲間内の言葉ではなく、一つのことを成し遂げるための苦闘の日々、諍いの末に編み出された言葉だからこそ、きっと感動するのですね。
「そだねー」が今年の流行語大賞になって、ちょっと嬉しい年の瀬です。

愛する人が突然あちらの世界に逝ってしまったことを、それほどに苦しかったんだねぇと受け止める気持ちと、
それでもなんとか生きて欲しかったとの心の奥底の思い、助けることが出来なかった無念さ、悔しさ。
死を受けとめたい思いと受け止めきれない思い。

この二つの相反する思いに揺れる中で、どちらも「そだねー」と思って今私は生きています。
是か非かの二元論で片づけることは出来ないとつくづく思うこの頃です。
どちらの思いも私の思い。
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| スタッフ日記 | 17:15 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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底力

寒くなってきましたね。
ご体調はいかがでしょうか?

体調がよくない時は、死別の悲しみや不安感などが一層増すような気がします。
いつも気分が沈みがちだった頃、私は笑いのツボにはまる様なテレビ番組を探して、わざと笑ったりしていました。
わざとであっても声を出して笑うと、少しだけですが、閉じた心が開いたような気がしました。
たとえ瞬間であっても、少し気分の流れが,変わることが大事なような気がします。
なにか、貴方に合う気持ちの切り替え方が見つかるといいですね。

『人には「底力」があると信じている』と精神科の医師が語っている記事を今朝の新聞で読みました。
どんな苦しみにも底をつく時がくることを、深い絶望的な苦悩の中で私も知りました。

気持ちがままならない時、沈んでいる時は早めに、ゆっくりと寝ることも大切。
明日は今日とは少し気分が違うかもしれないことを信じて。
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| スタッフ日記 | 19:52 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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12月の分かち合いの会のお知らせ

寒くなってきましたが、いかがお過ごしでしょうか。
クリスマスを迎える街の華やかなイルミネーションが、あまりにも自分の気持ちとかけ離れていて、
いたたまれない想いを抱いておられるかもしれません。
死別後数年、私も賑やかさを避けて生きていました。

同じ体験をした人たちの話に耳を傾けてみたい
誰かにこの苦しみを聞いてもらいたい

安心して話せる 安全な場所がここにあります
同じ体験をして 同じ苦しみをもち 同じ悲しみを抱きながら
生きている仲間がいます
自分のことを話さず聞くだけでもいい
今まで言えなかった思いを 思い切り話してもいい
その場に来て お茶を飲んでいるだけでもいい
すぐには変わらないかもしれないけど 何かのきっかけになるかもしれません

毎月第3日曜日の同じ時間 同じ場所で開催されます
同じ体験をした仲間が待っています

開催日  毎月の第3日曜日 午後2時~4時半頃
      12月の開催日は12月16日(第三日曜日)

場所  グリーフケア・サポートプラザの事務所
    東京都港区赤坂9-2-6 カルム第2赤坂103号
交通  東京メトロ千代田線 「乃木坂」駅2番出口  徒歩5分
              「赤坂」駅7番出口   徒歩7分
※ホームページの「アクセス」に地図を掲載しています。

参加条件 大切な方を自死で亡くされた遺族に限定します
     同じような体験者同士の分かち合いが中心になります

参加費  500円(会員、非会員を問わず)

その他  匿名を希望される方はニックネームでの参加も可能です
     話の内容はその場だけにとめおき 外部に漏れることのないよう
     参加者同士での守秘義務を条件とします
     その他 安心して本音で話し合えるためのいくつかの約束事項を
     大切にしあい 安全で安心できる場をつくっていきます

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| スタッフ日記 | 18:38 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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感性豊かな若者の死

32歳の歌人萩原信一郎さんの初歌集『滑走路』が再販を重ねているそうです。
心に残った歌のいくつかを忘れないように記しておきます。

『マラソンに置いてきぼりにされしとき初めて僕は痛みを知った』

納得のいかない困難な今を一人で乗り切るしかない心細さと心の痛み。
大人になるとは、大切に守られていたゆりかごから出ていくことかもしれない。孤独、虚しさ、不安、不条理感を秘めつつも、彼は決してあきらめず、未来を見つめて生き続けた。

「サラダ記念日」で若くしてデビューした歌人俵 万智さんは下記のように紹介しています。
「ピュアな言葉に思う。短歌は、彼の濾過装置。
自在な表現に思う。短歌は、彼の翼。
真っすぐに心を射抜く短歌が、ここにある」

『挫折などしたくはないが挫折することしばしば 東京をゆく』
『プラトンは偉大で 僕は平凡だ プラトンの書を読みつつ思う』
『まだ早い まだ早いんだ 焦りたる心は言うことを聞かない犬だ』
『生きるのに僕には僕のペースあり飴玉舌に転がしながら』
『あの角を曲がれば そうさ 新緑に出会えるはずと心躍れり』
『太陽のような光に出逢いたく林檎をぱーんと二つに割りぬ』
『三十路には距離があるから春の日のために翼を見つけ出さねば』
『歌一首湧いてくるなり柔らかい心の部位を刺激されつつ』
『街風に吹かれて「僕の居場所などあるのかい?」って疑いたくなる』
『消しゴムが丸くなるごと苦労してきっと優しくなってゆくのだ』
『この街で今日もやり切れぬ感情を抱いているのは僕だけじゃない』

初版が出る直前に自死したことから、辞せいの歌ととる人が多いが、そのようにとって欲しくはない、彼は生きようと思っていたことを分かってほしい、ご家族はそう語っておられます。

彼は「生きよう」と自分をどれほど励まし続けたことでしょう。歌からそのことが読み取れて、亡き息子と重なり心が疼きます。
自分の思い通りにはならない現実の中で懸命に生きる若者。
若さゆえに懸命なのです。若さゆえに世の歪をもろに受けるのでしょう。
ほどほど、いい加減にはできない若者の一途さはすばらしいけれど、困難ともろにぶつかり苦悩の中を懸命に生きる。そんな繊細な感受性で詠んだ歌の数々。
暗いだけではないし、視野が狭いわけではない。光を見ています。未来への広がりも感じます。
現実の息苦しさの中で必死に戦っています。そこが一層読むものの心に突きさります。

もう少し、あともう少し生きてくれれば、また違う景色に出会えたかもしれません。
高いプライドと繊細さゆえに生きていることに疲れて、ふとあちらの世界に足を踏み入れてしまったのでしょうか。
誰にも真実はわかりません。

「今でも、あの街角を歩いていて、人懐こい笑顔で「ただいま」と帰ってくるような気がしてなりません。優しい穏やかな息子でした。」とのご両親のあとがきに、生き急いだ人と遺された家族の想いがひしひしと伝わってきます。
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