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自死(自殺)遺族支援のための認定NPO法人グリーフケア・サポートプラザ

大切な人を自死(自殺)でなくし ひとり孤独でいる時 望みを絶たれ先が見えない時 いつでもどうぞ 自死遺族支援をしているNPO法人です

2019年07月 | ARCHIVE-SELECT | 2019年09月

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ほんとうに、大事なもの

こんにちは。なすびです。
今日は朝から雨。こんな日は雨が好きだった子を偲びます。

先日、
いのちの灯が消えかかっている母親が、
子供たちに書き残した最後のメモがテレビで紹介されていました。

強く生きて やさしく生きて
自信をなくして くじけそうに なっても
君の ほんとに 大事なものを 見つけるまで

小田和正の作詞、作曲した「hello  hello」の歌詞なのだそうです。

子を遺して先立つ親の切ない気持ちが身にしみました。
たとえそれが自死であったとしても、同じではないかと思うのです。
どうにもならない程に追い詰められたなにかがあったのでしょう。きっと。

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| スタッフ日記 | 15:30 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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夏の終わりに

酷暑も少し和らいできました。いかがお過ごしでしょうか?
なすびです。

夏の終わりに、
ベランダの白いムクゲが咲きました。

あの子が幼い頃を過ごした海辺の家の庭。
そこにあるムクゲの木の
こぼれダネから芽生えた小さなムクゲ。

一日花の潔さ、白い色の涼やかさ、風にそよぐ柔らかな花びら
亡き人と何となく重ねてしまい、
ほんの少し、心が温かくなってくるのです。

亡き人の面影を無意識に今も探している、わたし。

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| スタッフ日記 | 05:52 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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8月の分かち合いの会は今日・18日です。

8月の分かち合いの会は今日・18日です。

同じ体験をした人たちの話に耳を傾けてみたい
誰かにこの苦しみを聞いてもらいたい

安心して話せる 安全な場所がここにあります
同じ体験をして 同じ苦しみをもち 同じ悲しみを抱きながら
生きている仲間がいます
自分のことを話さず聞くだけでもいい
今まで言えなかった思いを 思い切り話してもいい
その場に来て お茶を飲んでいるだけでもいい
すぐには変わらないかもしれないけど 何かのきっかけになるかもしれません

毎月第3日曜日の同じ時間 同じ場所で開催されます
同じ体験をした仲間が待っています

開催日  毎月の第3日曜日 午後2時~4時半頃
      8月の開催日は8月18日(第三日曜日)

場所  グリーフケア・サポートプラザの事務所
    東京都港区赤坂9-2-6 カルム第2赤坂103号
交通  東京メトロ千代田線 「乃木坂」駅2番出口  徒歩5分
              「赤坂」駅7番出口   徒歩7分
※ホームページの「アクセス」に地図を掲載しています。

参加条件 大切な方を自死で亡くされた遺族に限定します
     同じような体験者同士の分かち合いが中心になります

参加費  500円(会員、非会員を問わず)

その他  匿名を希望される方はニックネームでの参加も可能です
     話の内容はその場だけにとめおき 外部に漏れることのないよう
     参加者同士での守秘義務を条件とします
     その他 安心して本音で話し合えるためのいくつかの約束事項を
     大切にしあい 安全で安心できる場をつくっていきます

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| スタッフ日記 | 04:23 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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自死遺族の方の傾聴電話はお盆の間も休みません

お盆に入りました。皆さまの地域ではどのように、亡き人をお迎えされますか?
帰省する人も多くおられることでしょう。

人が賑やかに集まる時は、むしろ寂しさがつのるのが、大切な人を亡くした私たち。

寂しくなった時や悲しみ、いろいろな感情の受け皿として、
どうぞいつでも私どもの傾聴電話へお電話ください。

グリーフケア・サポートプラザの傾聴電話は火曜、木曜、土曜日は祝日とは関係なくいつもしています。
お盆を挟んでの長期の休日の間の
13日(火曜日)、15日(木曜日)、17日(土曜日)もいつもと同じように、
朝10時から夕方18時まで、傾聴電話を実施しています。

自死遺族の方々の悲嘆を電話で傾聴し、その悲しみ、苦しみの受け皿となります。
時間:火曜日、木曜日、土曜日 午前10時~午後6時
電話番号:03-3796-5453

一人でじっと耐えることはないのです。
少し話すことで、気持ちの切り替えが出来ることを願っています。
お待ちしています。

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| スタッフ日記 | 14:33 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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さよならのあとで

暑い日が続きますね。夏バテされていませんか?最近スタッフ日記を書いて下さるメンバーが増えました。..
.久しぶりにニックネームで書きます。なすびです。
「さよなのあとで」という詩をご存知ですか?。

お嬢様を自死で亡くされた方と、お父様を病気で亡くされた方、
2人の方が紹介くださいました。
そっと心に寄り添ってくれそうな優しい雰囲気の小さな本です。

息子を自死で亡くした衝撃と慟哭の中で過ごした年月は、
「なぜ?」「どうして!」の意味を探す苦しい旅でした。
長い年月を経た今はこの詩「さよならのあとで」のような静かで、
どこからか、微かな灯りが射しこむような気持ちになってきました。

今の苦悩に絶望しないで、
なんとか、一日、一日を過ごしてくださいね。
きっと大丈夫。

発行元・夏葉社のホームページ:http://natsuhasha.com/news/『さよならのあとで』/
で、詩が掲載されていますが、全文をご紹介します。

『さよならのあとで』(夏葉社)  詩:ヘンリー・スコット・ホランド
                    絵:高橋 和枝
死はなんでもないものです。
 私はただ
 となりの部屋にそっと移っただけ。
 
私は今でも私のまま
 あなたは今でもあなたのまま。
 
 私とあなたは
 かつて私たちが
 そうであった関係のままで
 これからもありつづけます。
 
 私のことをこれまでどおりの
 親しい名前で呼んでください。
 
 あなたがいつもそうしたように
 気軽な調子で話しかけて。
 あなたの声音を変えないで。
 
重々しく、悲しそうな
 不自然な素振りを見せないで。
    
 私たち二人が面白がって笑った
 冗談話に笑って。
 人生を楽しんで。
 ほほえみを忘れないで。
 
私のことを思ってください。
 私のために祈ってください。
 私の名前がこれまでどおり
 ありふれた言葉として
呼ばれますように。
 
 私の名前が
 なんの努力もいらずに自然に
 あなたの口の端にのぼりますように。
 
 私の名前が
 少しの暗いかげもなく
 話されますように。

 人生の意味は
 これまでと変わってはいません。
 人生はこれまでと同じ形でつづいています。
 
 それはすこしも途切れることなく
 これからもつづいていきます。
 
私が見えなくなったからといって
 どうして私が
 忘れられてしまうことがあるでしょう。

 私はしばしあなたを待っています。
 どこかとても近いところで。
 あの角を曲がったところで。
 すべてはよしです。 

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| スタッフ日記 | 07:18 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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気持ちをうけとめる

こんにちは、れもんです。初めての投稿です。

最近の夏の暑さは尋常ではなく、陽射しが痛く感じるほどですが、
皆さま、いかがお過ごしでしょうか。思えば、夫が逝って初めての夏は、
暑さすら感じませんでした。ただ、空があまりにまぶしすぎて、その晴れ
やかさが、自分とは無縁のように思えたのだけは覚えています。

この時期、初盆でかえってくる夫をきちんと迎えたいと、大げさかも
しませんが、それのみが日々の生活を支えていたようにも思います。それ
でもひとりで心もとなかったのですが、そんな私を支えてくれたのは、父と母、そして弟でした。

 遠く離れて住んでいる母は、夫が逝った直後から、毎日電話をくれました。いつしかそれが、一日おき、三日おき、一週間おきとなり・・・正直、疎ましかったこともあります。まず、主人に自責の念を抱いている私と、私をこういう状況に追いやった主人に対する母の気持ちのズレがあります。そして、少しでも元気づけようとする母のことばにもズレを感じました。元気になんて、そうそうなれるものではないし、人から言われてなるものでもない。
 けれども、少しでも力になれば、と思って声をかけてくれるのは、
それがどんなに的外れであっても有り難いものだと、最近、思うように
なりました。

やはり、それも寄り添おうとする気持ちに変わりはない。
それに、母もまた、娘のことを思うと、どんなにか辛かったことだろう。
自分の気持ちなんて、自分しかわからない。的を射た言葉に出会えることは、むしろ奇跡。言葉は見当外れでも、励まそうとする一生懸命な気持ちそのものを、有り難く受け止められたとき、自分は、少しは以前よりも寛容になったのかな、と思ったりもします。
 昨年、父が亡くなりました。今まで一人暮らしをしたことがない母に、
私もまた、毎日電話をかけました。今は、一週間おきに電話をかけています。
 皆さまにとって、この暑い夏が、少しでも心地よいものでありますよう。

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