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自死(自殺)遺族支援のための認定NPO法人グリーフケア・サポートプラザ

大切な人を自死(自殺)でなくし ひとり孤独でいる時 望みを絶たれ先が見えない時 いつでもどうぞ 自死遺族支援をしているNPO法人です

2020年05月 | ARCHIVE-SELECT | 2020年07月

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傾聴電話のお知らせ

緊急事態宣言が5月25日に解除され、1月以上になります。
感染者数は残念ながらむしろ増えている東京では、
なかなか日常は以前のようには戻らないのかもしれません。

その中で、何を再開し、何を休止し続けるかの判断は難しいことですが、
傾聴電話は、7月からは土曜日も再開できることになりました。
木曜と土曜の週2回、お電話を受け付けます。
どうぞご利用くださいね。
申し訳ありませんが、当分の間は時間短縮で、12時~16時までです。

グリーフケア・サポートプラザの自死遺族の為の傾聴電話
毎週 木曜日と土曜日
   12時~16時まで
電話番号  03-3796-5453


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| スタッフ日記 | 01:54 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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折り合い

早くも、今年の前半が終わろうとしています。思えば、こんなに目まぐるしく状況が変化する年は、あのとき以来です。

夫が亡くなる前のことを思うと、自分も精神的にぎりぎりの状態で、心の余裕がなくなっていたのだろうなと、今なら冷静に振り返ることができます。だけれども、当時の自分の在り方も、いずれ芽生える自責の種になってしまう。

ふとよぎったそういう思いが、夢になって現れたのか、夫が生前には言わなかったであろう我がままを言っている夢を見ました。本当に夫らしくない我がままで、でもそれを聞いたときに、彼はそんなにも我慢をしていたんだということに気づかされました。以前の私だったら、そういう我がままを言う夫に、あの人らしくない、どうしてこんなこと言うの?と怒ったり悲しくなったり動揺していたと思います。でも、夢のなかで、夫の我がままをどうしたら叶えてあげられるのか、自然と一生懸命になっている自分がいました。そこで目が覚めました。

夢を見た直後は、不思議と夫が現れたとか、我がままを聞いてあげたとか、そういうことをあまり意識しませんでした。しばらくして、そう言えば、今日彼が夢に出てきて、彼らしくないことを言ったなとか、何故、彼はあんなふるまいをしたのだろう、と思ったりしました。でも、そのときの彼に対する自分の反応が今までと違ったことにふと気づいたのでした。

私も少しは変わったんだね。夫も我がままが言えるようになったんだ。こうして亡くなった人との折り合いをつけていくのかな、と思いました。もちろん、当時、そういう気持ちをもっていたならばよかったんだろうけど、夫が亡くなって10年近くなってようやく至る心境です。寛大な心など、逆に何かを経なければ、そうそう持てるものではありません。そういう思い切りも、生きていくうえでどこかで必要なのかなと思いました。もっともそうはいっても、完全に思い切ることもできませんが・・・

ねっとりとまとわりつく暑気を感じながら、心に少しだけさわやかな風が吹いた朝でした。(by れもん)

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| スタッフ日記 | 17:13 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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ノーマルとは

コロナ対応に否応なく追われている間に、早くも今年の半分が終わりそうですが、皆様ご無事でしょうか。
どちらを向いてもコロナ一色で食傷気味ですが、当初の混乱から次の段階に進んだようで、新しい生活様式とかニュー・ノーマルといった言葉をよく聞くようになりました。

ニュー・ノーマルとは、元々はリーマン・ショック後それ以前の姿には戻れず、変化した金融上の状態を指す言葉だそうですが、自死遺族はどなたも喪失後のニュー・ノーマルをなんとかして確立しようともがいて今日まできたことと思います。
その経験と比べれば、少しずつでも対処の仕方がわかり実践することが可能な今の状況は、救いがあるとも言えます。

中には生活することすら困難に陥っている方もいらっしゃるかもしれません。
どうか、せめてコロナ以前の日常を取り戻せますように。    
                               (by 茴香)
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| スタッフ日記 | 17:29 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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さよならした君

「いのちの歌(竹内まりあ)」で、心揺さぶられるのは「誰でもこの星とさよならするときがくる」の歌詞。
家族の中で一番若いのに、最初にこの地球とさよならした君。
現実の過酷さに、誰にも向けることが出来ない怒りと嘆きを賽の河原のように、繰り返していた日々。
絶望的な喪失感のなかで、不思議だけれどいつも君がそっと寄り添っていてくれているような感覚も感じていた。それがあったから、何とか生きてこられたのかもしれない。
この頃はあの不思議な感覚は薄れてきている。

出来ることなら時々は傍にきてほしい。
君を感じた瞬間、凍り付いた心がほどけていき、何とも言えない温かな癒しを感じることを、君は知っている?。誰にも、どんなことでも無理な癒しを君の存在を感じることで実現できる。
心の深い部分に存在する悲しみに今日もしばらく浸り、君のことをしばし想う。
信じられないことが起きた日、命日が今年も過ぎて早1か月近く。(by なすび)


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| スタッフ日記 | 08:41 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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不要不急ではあるけれど

おはようございます。なすびです。
油断はできませんが、どうやら東京も少しずつ、緊急事態から抜け出しつつあります。
先日、朝のテレビでコロナの情報ばかりに注目しないで、不要不急なことをやってみることも大事、それが落ち着いた暮らしになると言っていました。
本当にそう!。
この2か月ほどのコロナの報道を見ていると次第に疲れてきました。ネガティブな思いばかりが拡大して、徐々にやる気が失せていきます。

家の片づけをしているうちに、昔の懐かしいレシピを見つけ、久しぶり(あの子を亡くして以来ですから、10年以上過ぎています)にオレンジピールを作りました。柔らかく透き通るように丁寧に煮あげた夏ミカンの皮は、市販のオレンジピールとは全く違うフレッシュな美味しさ。家族も好物で作るはしから食べてしまい、この2か月で4回作り、残りはパウンドケーキに入れる為に大事に冷凍しました。

もう二度としない、出来ないと思っていたことでも、時を経ると、気持ちが変化していくこともありますね。
考えてばかり、感じてばかりではなく、単純な作業を黙々とし続けた結果が、ざわざわ落ち着かない気分を少し軽くしました。

便利さ、スピード、世間の動きが、時に人の気分を不安定にすることもありますね。
心の安らぎの為にはマイペースと時間がかかることを気にせずにゆっくり仕上げる手仕事を忘れてはいけないことに気づいたコロナ自粛の2か月間でした。

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| スタッフ日記 | 08:54 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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悲しみにのまれて

入梅を迎える頃になりました、皆さま、いかがお過ごしでしょうか。れもんです。

以前ほどではないけれども、通勤時、少しは人波が戻ってきたな、と感じるこの頃です。先週、そう思いながらいつも通り電車に乗っていると、ふと悲しみに暮れていたあの頃が、まるで薄膜をはったような向こうの出来事になってしまっていることに気づき、はっとしてしまいました。主人を亡くした当時は、むしろそうした雑踏のほうが膜に包まれた向こうの出来事だったのに・・・

最初の頃は、本当に、悲しめなかった。ただ、悲しみとは訪れるもので、ふとしたきっかけで涙が出てくる。雑踏のなかを、ひとり冷めている自分にも、思いもよらず涙が流れそうになる瞬間がありました。そういうときが、当初の自分にとって、リアルな時間だったように思います。

悲しみにのまれてしまって大丈夫でしょうか、とおっしゃられる方が時折おられます。悲しむというのは意外に難しいことで、でも一旦悲しむとその感情をとめることもなかなか難しい。ただ、悲しむことで主人との別れを覚悟する準備をしていたように思います。

訪れた悲しみの時間は、長かったのか短かったのか、今思えば、時間の感覚はなくなっています。多分、人によって期間もまちまちでしょう。これだけは言えるのは、悲しみにのまれていたあの頃は、今と比べて、主人ととても密度の高い時間を過ごしていたということです。

もう、膜の向こうになってしまった主人とのこと。生前の主人とのことは、膜の向こうの、ぼやけているけれどもどこか温かい陽だまりのようになっています。膜の向こうではなく、はっきりと主人を感じる場のひとつが、分かち合いの会です。そこでは、皆さまの語られる言葉を聞きながら、悲しみのうちに主人を感じます。

今は残念ながら会を開きづらい状態ですが、少しでも早く再会できる日を、願うばかりです。

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| スタッフ日記 | 04:37 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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トチノキ

トチノキ

「トチノキの鈴なりの花が咲いていた。トルコ、ギリシャ原産で、英語ではホース・チェストナッツ、フランス語ではマロニエ、街路樹にされることが多く、花が咲く頃は、初夏の良い気候の季節となり、夏には大きな葉で日陰を作る。トチノキのトチは、漢字で書くと栃、つまり十千=万で、秋に実が多くなることから名付けられた。昔の人は、種をあく抜きしてとち餅のようにして食べ、また石鹸の原材料としていた。ヨーロッパでも感染症の影響がやわらいで、人々がマロニエの木陰で花をめでているだろうか。」byヒソプ

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| スタッフ日記 | 02:41 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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傾聴電話、再開いたします。

6月から、傾聴電話を再開いたします。
当分の間は週1回木曜日だけの対応になります。
第1回目は明日(6月4日)の木曜日12時から16時です。

コロナウィルス感染予防のため、
時間短縮や電話室の消毒など、安全面に気を付けて、
少なくとも週1回は今後継続できますよう配慮してまいります。
お電話お待ちしています。

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| スタッフ日記 | 19:22 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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