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自死(自殺)遺族支援のための認定NPO法人グリーフケア・サポートプラザ

大切な人を自死(自殺)でなくし ひとり孤独でいる時 望みを絶たれ先が見えない時 いつでもどうぞ 自死遺族支援をしているNPO法人です

2020年06月 | ARCHIVE-SELECT | 2020年08月

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痛み

こんにちは、れもんです。なかなか明けない梅雨ですが、いつかは、梅雨空が晴れる日も来るだろうと思いながら毎日空を見上げるこの頃です。

最近、職場で不当な言葉を投げかけられ、その言葉が頭の中で処理できず、不安と怒りで、眠れぬ日々を過ごし、食べ物も口に入らず、3日で1.5kgも体重が減ってしまうようなことを経験しました。

そう言えば、主人が亡くなった後もいろいろあり、年齢の変わり目に差し掛かったこともあり、かなり辛く大変ではあったのですが、当時は、今よりも外に発散できる機会がまだあったように思います。

今回は、幸い、見つけたメンタルクリニックの先生が、よくお話を聴いてくださって、症状をきちんと説明してくださり、また、こういう事態を招いた自分を責めずにいられるような言葉をかけて下さったので、何とか快復することができました。

昼間は家事をするのもやっとで、何もする気が起きない。でも眠られもしない。
胃が食べ物を受けつけない。無理やり食べてもおいしくない。そういう状態なのは、脳が理不尽なことに対して、いろいろと考えを巡らして、いわば24時間臨戦態勢にいるようなものだと言われました。意外でした。脳だけでカロリーを消費していたので、体が十分機能していなかったのだそうです。

休んだことのなかったお勤めをはじめて休みましたが、出向いた職場では、不当な言葉を投げかけた張本人が、なぜかこそこそとして、鳴りを潜めたようになっていました。

今回思ったのは、主人は、この何百倍も傷つき、心を痛めただろうということでした。その一端すらも担えないような痛みでしたが、ふと主人の痛みの深さを思い知りました。彼が受けた不当な扱いは、どう処理することもできないくらい理不尽であっただろうことも。

心の痛みの深さは本人しかわからない。ただ、彼が自分を保つことができないくらいの、そしてそれを口にして人に言うこともできないくらいの深い深い痛みを抱えていたのだろう、と想像するのみです。そして皆が傷つかないように
思いやるやさしさも。

痛みを通して、少しは主人と心が重なり合えたのかな、と思っています。

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| スタッフ日記 | 20:57 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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青しその「新しい生活様式」

毎年こぼれ種で発芽する青しそは、新しく土を入れ替えた為か、今年はサラダ菜くらいの巨大しそに育っています。
特に大きな葉を2~3枚摘み、ガラスのコップに挿して鑑賞用グリーンとして楽しんでいるうちに、なんと!なんと!?葉から根っこが出てきました。
「新しい生活様式」に素早く適応していく植物の逞しさに元気をもらい、自粛の日々を凌いでいます。
このところ、日本中でコロナの感染者数が増加しています。
お気をつけてお過ごしくださいね。(by なすび)

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| スタッフ日記 | 02:13 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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若すぎる死

「もったいない」「何があったのか」「本当に残念」「とてもいい人」
そんな言葉が飛び交う7月18日の夜のネットニュース。

若くて才能あふれる人気俳優三浦春馬さんが18日に自死された。
息子の死と重なり、ニュースが流れた午後は仕事が何も手につかなくなるほどのショックを受けた。
まじめで熱い人柄だったとのことですが、私はNHKの紀行番組「世界はほしいモノにあふれている」でのちょっとシャイでナイーブで優しい雰囲気の春馬君の笑顔が好きでした。
彼は一途な情熱と憂いを含む戸惑いの二つの異なる素顔をもっていて、その両極端を行き来することがあったのかもしれない。

遺された人に波のように押し寄せてくる「どうして!」との思い。
限界にまで追い詰められていても、最後まで笑顔で頑張る懸命さが、自死する人にはあるのかもしれない。
「途中で全部投げ出してもいいじゃない、逃げてもいいんだよ、いのちさえあれば」と遺された人は嘆き、悔しがる。

かけがえのない人の自死は、遺された者にとっては簡単なことで癒えるものでもなく、衝撃で受けた深い傷を抱えて生きていく。
自死は自死者にも自死遺族にも辛い死。
自死した人は死の直前まで精一杯生きて力尽き、遺された人はその後の日々を頑張って生きていく。
頑張ってはいるけれど、虚しさがあるのは消しようがないのです。(by なすび)

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| スタッフ日記 | 02:50 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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愚かゆえ

「おろかゆえおのれを愛す桐の花」  佐藤鬼房  「佐藤鬼房俳句集成」から

「おろかゆえおのれを愛す」の言葉が抵抗なく心に入ってきます。
桐は葉も花もスッキリして潔さを感じる木で、花言葉は「高尚」。
おろかな自分と気高さを持つ桐の花を対比し、鬼房は来し方に思いを巡らしているのでしょうか。
愛する子の自死を防げなかった自分の愚かさに、どれほど私も苦しんだことか。
苦しみ抜いてたどり着いたのは、己の愚かさを受け入れることでした。

賢さ、強さ、正しさだけが必ずしも人として目指す方向ではなく、
愚かさ、弱さゆえに大切な何かに気づく機会に出会うことも人生では大事なこと。
私の場合は、取り返しのつかない現実に向き合い、七転八倒の苦しみを体験することでしかそんな心境にはなれなかった。
気配りと情報量と行動力があれば自死は防げると思っていた私。愚かでした。
「防げる死」って果たしてどれくらいあるのでしょう。
自分の身にふりかかって初めて、どうにも出来ない不条理が世には存在することがわかったのです。

この句について長谷川櫂氏は、「神ならぬ人の哀しさ」「自分の愚かさが分かっている者にしか、他者への優しさは生まれない」と解説しています。
他者へ優しさにまでは到達出来ない心境の私ですけれど、
神ではないのだから、時には間違いだってある、立派でなくてもいいとは思います。
おろかゆえに、理解出来たり、味わえることが存在することは骨身にしみています。
自分流な勝手な解釈で、この句に殊更惹かれるのかもしれません。(byなすび)

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| スタッフ日記 | 23:34 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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アジサイ

サイズ変更あじさい

梅雨の間、私たちをなぐさめてくれていたアジサイの季節が終わろうとしている。アジサイは、日本に自生するガクアジサイが原種と言われる日本にゆかりの深い花で、古い時代に一度中国に渡り、やがて中国で園芸植物として親しまれるようになった。18世紀の末、中国や日本からヨーロッパに紹介され改良されて、豪華絢爛に変化して里帰りした品種もあり、品種は2000種類以上ある。花びらに見える3~5枚のガクに相当する部分は「装飾花」と呼ばれ、小さくて目立たない本物の花の周りに、大きくて目立つ偽の「装飾花」がある。花色は、紫、ピンク、青、白などいろいろあるが、花の色は、土が酸性かアルカリ性かによっても変わり、また、開花から日が経つに従って徐々に変化すると言われる。だから、花言葉は、「移り気」や「浮気」「無常」、とネガテイブなものから、『和気あいあい』『家族』『団欒』とポジティブなものまである。花の色ごとには、「青=辛抱強い愛情」「ピンク=元気な女性」「白=寛容」で、これも多様。人間もアジサイもとても多様で、何か親しみを感じる。(byヒソプ)

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| スタッフ日記 | 10:42 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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ハクウンボク

saiz[ハクウンボクの葉

数年前の秋、都内のレストランの庭園で初めて見たハクウンボク。
葉の形の可愛らしさとブドウのように垂れ下がる数粒の実が印象的。
ネットで探して山陰の山の麓の園芸店から苗木を取り寄せました。

楽しみにしている花は今年の春も咲きませんでした。
花が咲かないので、当然実もなりません。
それでもいつか見られることを、楽しみに待ち続けています。
こんなことが、今の私のささやかな希望。

喪失の痛みが消えない日々、自分を励ますために、
小さな楽しみを探して生きています。
あなたの小さな望みは何でしょう? 
なにかが見つかりますように。  (by なすび)

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| スタッフ日記 | 07:43 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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生きていると

生きていると、どうにもならないことが起きます。
かけがえのない人を亡くすこともその一つかもしれません。
何故に自分にこんなことが・・・と、思うのも無理もないこと。
どうか我慢し続けないで、
安心できる場で少しだけでも心の痛みを出せますように。

どんな時にも、過度に自分を責め続けないで、
今その中で出来ることを少ししてみる。そのささやかなことが自分を助ける場合もあります。
そんな少しのこと?って他者から思われても、いいじゃないですか。
これで精一杯なのは、自分が一番わかっている。
どんな時にも自分が自分の味方になり、応援団でいることがグリーフには一番大事なのだと、苦しみの中から学びました。

一日一日生きて、
いつか自分にとって居心地の良い場所、方法が見つかりますように。(by なすび)

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| スタッフ日記 | 17:21 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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家族葬に接して

今月、叔母が急逝しました。
叔父たち遺族は一日家族葬を選びました。
親戚は多いのですが、遺族から申し出のあった数人のみが参列しま
した。
私は家で叔母のことを想って過ごしました。

母は列席できたのですが、どうもしっくり来なかったようです。
「他のきょうだいはあまり呼ばないことにしたんだって」「こちら
から聞かないとどうしたらいいのか何も教えてもらえないから困る
わ」「コロナの時期だから仕方ないわね」などと少し非難の混じっ
た調子で言うのです。
葬祭について「○○さんの時は・・・だったけれど、今回は・・・
」というような発言をしばしば耳にします。

かつての冠婚葬祭には地域の風習や一族のつながりの確認などとい
う意味も大きかったのだと思います。
昭和ひとケタ生まれの母はこれまで沢山の人を見送ってきました。
従来のしきたりを守りたいと思うのは自然なことかもしれません。
大切な機会だからこそ自分が不慣れであることに対してとまどいも
あったのでしょう。
けれども、もう少し悲しみと混乱の中にある遺族の気持ちに配慮で
きないものかと違和感を持ちました。つい「叔父さんたちの思いが
一番大切で、周りがそれについてとやかくいうのは違うでしょう」
と言ってしまいました。

先日、叔父が母のところに相談に来ました。「墓地を持っていない
ので納骨堂を考えているが、四十九日には間に合いそうにない」と
のことでした。
母は「急がなくても納得のいくところを探してみてもいいのでは」
と答えていました。
ほっとしました(父の納骨が牧師の都合で数ヶ月後になった経験が
あったからかもしれませんが・・・)。

いつの間にか結婚式よりもお葬式に参列する機会がずっと増えてきました。
自分を他者と比べることから自由になりたいと思って生きています。
日々の生活の中では難しい課題です。
それでも、一人ひとりのいのちに関することについては、特にそれ
ぞれの歩みに向き合うことをまず大切にしたいと改めて感じました。(by なつめ)

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| スタッフ日記 | 15:08 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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