FC2ブログ

自死(自殺)遺族支援のための認定NPO法人グリーフケア・サポートプラザ

大切な人を自死(自殺)でなくし ひとり孤独でいる時 望みを絶たれ先が見えない時 いつでもどうぞ 自死遺族支援をしているNPO法人です

2021年04月 | ARCHIVE-SELECT | 2021年06月

| PAGE-SELECT |

≫ EDIT

いのち 猫の教え

飼い猫を2月ほど前に亡くしました。
近所の林に捨てられていた子猫を引き取り、家族として共に暮らして10年。
昨年のちょうど今頃、徐々に元気をなくしていきました。
獣医に診てもらうと、猫には珍しい骨肉腫で、骨が溶け激痛で動けなくなり食欲もなくなった状態でした。腫瘍のある足を取り除く手術を受けると、痛みがとれ、元気になっていきました。しかし既に肺に転移し、それもかなり大きくなっていて、早ければ1か月、長くても1年は持たないでしょうとの獣医の診断通り、手術後1年近く生きて、天に帰りました。

食欲は最後まで衰えず、私が座っている椅子に手をかけて、餌をねだる愛らしいポーズを最後の日までしていました。
なくなる数時間前まで餌を食べ機嫌よくしていたので、まだまだ生きてくれそうと思ったいた矢先のこと。
いつも傍らにいた愛猫を失った寂しさはあります。
でもよく生きたね、頑張ったね、ありがとうと声をかけて最後の数時間を看取れたことで、いのちの終わりにしっかり立ち会えた感覚は残ります。

生と死は自分では決めることが出来ない。
与えられたいのちを、寿命の日まで生きるしかないのは動物も人も同じでしょう。
死を意識出来るのは人だけで、動物は死を意識することなく生きているのだそうです。
未来の不安は持たず、過去を恨んだり、悔やまず、ただひたすら、与えられている今を一生懸命生きた猫に生きる姿勢を教えられたような気がします。

自死でなくなった人もまた同じでしょう。精一杯生きた末のどうにもならなかった死だったと、私は思いたい。
自死は自分で死を選択したようであり、自分で選択したわけでもない。知らず知らずその方向に向かってしまったのではないでしょうか。
死に至るほどの苦しみや繊細さを抱えて、よく頑張っていたねと、亡き人の人生を偲びつつ、私は思いたい。(by なすび)
NPO法人 グリーフケア・サポートプラザ
NPO法人グリーフケア・サポートプラザ 公式ウェブサイト

にほんブログ村 メンタルヘルスブログ 自死遺族へ
にほんブログ村




| スタッフ日記 | 06:31 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

≫ EDIT

「分かち合いの会」ボランティアスタッフ養成講座

認定NPO グリーフケア・サポートプラザは2001年に、敬虔なクリスチャンの精神科医平山正美氏により創立された認定NPOです。当時一般には認知されていなかったグリーフ(特に自死遺族)ケアの専門家でもあった平山先生の教えを大切にして都内の港区赤坂にある事務所で様々な活動を展開しております。
「分かち合いの会」は2003年にスタートし、今日まで17年間継続しています。
苦しみを封印している自死遺族にとっての安心・安全の場となり、どんな気持ちも否定されずに語ることが出来ることにスタッフは配慮しています。

その為には本会では「分かち合いの会」のボランティアスタッフに必要な専門的な知識・技術などを習得するための研修を大切にしております。
この度、久しぶりに「分かち合いの会ス」スタッフ研修生を下記の通り募集します。
皆様のご応募をお待ちしております。
●分かち合いの会の目的: 自死遺族の悲嘆を当事者同士によるグループワークを通じて、ともに安心して語り合い、辛い気持ちを分かち合っていく安全な場とします。
●研修対象者: 認定NPOグリーフケア・サポートプラザで「分かち合いの会」スタッフを希望する方。ご本人が遺族当事者か否かは問いません。ただし、心身共に健康な成人であること。
●日程: 2021年7月15日(木)~8月19日(木) 毎週木曜日18時30分~20時

コロナ禍の只中ですので、今年度は主にオンライン(Zoom使用)での講座になります。
私どもと一緒に、活動してくださる方のご応募をおまちしています。
詳細はホームページでご確認くださり、必要な事項を記入のうえ、メールでご応募ください。

申し込み締め切り
6月29日(火)ですが、なるべく6月15日までにご連絡いただければ幸いです。


〇主催: 認定NPO法人グリーフケア・サポートプラザ
後援 自死遺族ケア団体全国ネット
住所:〒107-0052 東京都港区赤坂9-2-6 カルム第2赤坂103
TEL:(03)5775-3876(コロナ禍の現在、事務局は火曜日12時~16時のみ)
メール:grief.care.sp@luck.ocn.ne.jp

NPO法人 グリーフケア・サポートプラザ
NPO法人グリーフケア・サポートプラザ 公式ウェブサイト

にほんブログ村 メンタルヘルスブログ 自死遺族へ
にほんブログ村



| スタッフ日記 | 08:29 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

≫ EDIT

法要の後で

梅雨入りのニュースが入ってきますが、5月らしい爽やかな日が少なかったような気がします。

GWの真っ最中、あの子の7回忌のため命日に夫の家の菩提寺に夫と二人で行ってきました。

都心にあるそのお寺は、本堂もコンクリートの立派な建物で、椅子が設置された現代的な造りで、裏の墓地もマンションに囲まれています。
結婚以来何度か法要はありましたが、住職からは本堂が立派に補修できた、とか婿が来て跡継ぎができた、との報告はあっても仏の教えのような話を聞いた覚えがなく、剃髪しなくても良い宗派で袈裟を着ていなければ住職とわからないこともあって、失礼ながら宗教への畏怖の念を感じる場所ではありませんでした。

あの子の時はそのお婿さんがすべて取り仕切ってくださいましたが、葬儀の後だったか自分のまだ幼ない息子の話をされ、
「悪いことをすれば叱るのだが、何がいいのかわかりませんね。」と言われたことを覚えています。
私は悲しみも怒りも感じなかったけど、子供を亡くした親に子供の話をするなんて、と思いました。

その後の法要の際も、お婿さんの立場の難しさ、住職を継いだ大変さなど自分の話をされ、お寺にはやはりなんの期待もできないとの確信になっていました。

今回法要の終わった後こちらに向き直り、「7年になりますね。7年だけど自分は連絡を受けてお宅に行った日を昨日の事のように思います。」と話し始められました。

夫から死亡診断書を見せられて、衝撃で何も言えなかった。
その時からずっと、何を言えばよかったのか考え続けている。
その後、義父である前住職と実父と亡くす経験もしたが、やはりわからない。
自分はこの先も一生考えていきます、と。

そしてその経緯は記憶にないのですが、夫がお寺での葬儀を希望したのに対し、前住職に掛け合ったがご希望に応えられなかった。
自分が住職になってから、本堂に空調を入れ、トイレも広くし、希望があれば今は本堂で執り行う事ができ、実際行っています。
というお話でした。

私は最初の一言目から涙が溢れ、なにも言葉を発することができなかったけれど、率直にお話しくださった事がありがたく、
感謝を込めて頭を深く下げてきました。

その日読んだ哲学者、岸見一郎さんの本の中に、『人間は身体の消滅によって終わりになるわけではないし、死んだ後も人は他者に貢献できる』という文があり、このことかもしれないと思いました。

その本の中には、『自死された方の親御さんには「最後だけを見ないでください』と伝えたい。誰にでも自死に先立つ人生経験があったはずです』
ともありました。 (by 茴香)
NPO法人 グリーフケア・サポートプラザ
NPO法人グリーフケア・サポートプラザ 公式ウェブサイト

にほんブログ村 メンタルヘルスブログ 自死遺族へ
にほんブログ村




| スタッフ日記 | 20:07 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

≫ EDIT

薔薇

ばら
近くのお庭のバラやバラ園のバラの花が満開だ。
バラは、チベット周辺、中国雲南省からミャンマーにかけてが原産地で、古くからその花の美しさから、中近東、ヨーロッパ、アジア、北アメリカ、そして自生していなかった南半球へと庭木として伝播したと言われる。
古くは、紀元前1300~1200年頃の古代バビロニアのギルガメシュ叙事詩にも記されている。非常に交配しやすいことから品種改良が進み、現在では登録されているだけで4万種の品種が存在し、人類に最も愛される花となっている。
姿だけではなくその香りも秀逸で、香水だけではなく食用にも用いられる。
バラ全般の花言葉は「愛」「美」で、その花色ごとに様々な花言葉があり、トゲにさえ「不幸中の幸い」という花言葉がある。トゲが刺さっても美しいバラなら幸せ、そんな意味だ。実は、バラのトゲは、ツルを相手に固定してバラが成長するためにあるのだが、バラに美しい花が無ければ刈り取られてしまうので、美しい花こそが「不幸中の幸い」だったのだろう。byヒソプ
NPO法人 グリーフケア・サポートプラザ
NPO法人グリーフケア・サポートプラザ 公式ウェブサイト

にほんブログ村 メンタルヘルスブログ 自死遺族へ
にほんブログ村

| スタッフ日記 | 02:05 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

≫ EDIT

傾聴電話は緊急事態宣言中も休みません。

皆様いかがお過ごしでしょうか?
コロナの感染拡大傾向が全国的に広がっています。
東京でも3回目の緊急事態宣言が発出され、人の流れがいくらか減少しているように感じます。

このような時期でも、「傾聴電話」は休まずに継続しています。
「自死遺族の方の悲しみ・苦しみの受け皿」として、どうぞ、ご利用ください。
お待ちしています。

自死遺族のかたの為の 傾聴電話 03-3796-5453
木曜日  12時~16時
土曜日  12時~16時
        認定NPO  グリーフケア・サポートプラザ
NPO法人 グリーフケア・サポートプラザ
NPO法人グリーフケア・サポートプラザ 公式ウェブサイト

にほんブログ村 メンタルヘルスブログ 自死遺族へ
にほんブログ村


| スタッフ日記 | 05:40 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

≫ EDIT

「ただいま」の声を聞いても・・

ちょっと勇気を振り絞るような、反省しているようなニュアンスで「ただいま」という息子の声が聞こえます。懐かしい声。紛れもなく彼の声。
ドアを開けると小学低学年の頃の姿の息子がしょんぼりと立っています。

「どうしたの?Mちゃん。どこに行ってたの?」「ずっと探していたのよ」
思わず抱きあげ、私は次々と息子に尋ねます。
彼は困ったような顔をして、泣きじゃくるだけ。

帰ってきたのだから安心していいはずなのに、何故か私の不安な気持ちは消えません。
こんなにびっしょり濡れていて、どこにいたのだろう。寒かったに違いない。何日間もひとりでいて、寂しかっただろうと、無事に帰ってきてくれた嬉しさよりも、一人でいた彼の孤独をひしひしと感じて、私の胸はしめつけられます。

そこで目が覚めました。夢でした。夕食前のひと時眠ってしまったのです。
目が覚めてからも、漠然とした不安感、空しさが消えません。
何故こんな夢を見たのか、そのことが気になります。

5月は息子が生まれ、そして亡くなった月。
嬉しくて、また悲しい月。

夢についてはいろいろな解釈があるようですが、
今日の夢は私の無意識がふっと水面に出てきたように私は感じます。
やっぱり、悲しいのです。
そしてずっと戻ってきてくれることを待ち続けているのです。

そうなのですよね。
みんな踏ん張って生きてはいるけれど、温めることが難しい冷たい痛みを心の奥深くに沈めて生きている。

でも、負のスパイラルに巻き込まれ過ぎないよう、こちらの世界で生きることも大切にしなければと努力しています。
こちらの日々の暮らしも、あちらの世界のあの子を悼む思いも、どちらも私の素直な嘘のない気持ち。生きて行くためには大事なこと。
片方だけに偏らず相反する二つの世界を融合して生きる。それが今の私の暮らし方。(by なすび)

NPO法人 グリーフケア・サポートプラザ
NPO法人グリーフケア・サポートプラザ 公式ウェブサイト

にほんブログ村 メンタルヘルスブログ 自死遺族へ
にほんブログ村



| スタッフ日記 | 18:21 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

≫ EDIT

5月の分かち合いの会

5月の分かち合いの会は5月16日(日曜日14時~)です。

大切な人の自死は時を選びません。
このような社会状況の中で、突然に自死遺族になり誰にも話せずに、戸惑っておられる方、
引きこもっておられる方も、おられるかと思います。
死別後間もないときは、実際にリアルに会え、すぐ近くで寄り添ってくれる集いの方が安心感が大きいかもしれません。
悲しみは変わらなくても、同じ体験をしている人と語り合うことが出来たなら・・少しだけ気持ちがラクになり、いくらか落ち着くかもしれません。

そのような理由で2003年から続けておりますグリーフケア・サポートプラザの「分かち合いの会」は、
コロナ禍でも、休まずに何とか開催しております。

コロナ禍ですので、参加される方もスタッフも、どちらもの安全・安心の為に少人数で予約制で実施いたします。
アクリル板設置や換気対策など、感染対策に気をつけております。
詳細はホームページでご確認ください。

参加ご希望の方は、メールのタイトルに「5月分かち合いの会参加希望」と明記して、
事務局までお申込みください。
事務局メールアドレス:grief.care.sp@luck.ocn.ne.jp
折り返しこちらから確認のメールをいたします。

・申し込み期限は 5月13日(木)午後5時までですが、
定員に達しますと、締め切ります。ご参加希望の方はお早めにお申し込みください。

NPO法人 グリーフケア・サポートプラザ
NPO法人グリーフケア・サポートプラザ 公式ウェブサイト

にほんブログ村 メンタルヘルスブログ 自死遺族へ
にほんブログ村








| スタッフ日記 | 03:13 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

| PAGE-SELECT |