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自死(自殺)遺族支援のための認定NPO法人グリーフケア・サポートプラザ

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生きている不思議、死んでいく不思議

はじめまして。「なすび」です。

先日、宮崎駿監督のアニメ「千と千尋の神隠し」の主題歌「いつも何度でも」を作曲した木村弓さんのコンサートに行き、弓さんの嫋やかな物腰と独特の繊細でピュアな歌声に心が洗われるような慰めの時を過ごしました。
中でも「いつも何度でも」の中で「生きている不思議、死んでいく不思議」と歌われる歌詞が心に沁みました。

http://www.youtube.com/watch?v=pvUSry4BxbA

映画を見たのは2001年、今から12年前。面白いよと薦めてくれた息子はあのころは青春を謳歌していました。
息子を亡くした今、特別な意味をもってこの歌詞が胸に迫ってきます。
以前のような激しさではないけれど今なお、「何故に?もういないの」と時折そっと、心の奥で問うています。
人知では解けない人生の謎を、できることならそのままそっと素直に受けとめられたら・・・。しかし、子をなくした悲しみはそんなに簡単に折り合いのつくことではないことを年月の経過とともにむしろひしひしと感じるのです。
息子と最後の別れをした日、私の心は不思議なくらい静かでした。呆然自失状態であったとともに、彼は苦しみの日々から安らぎの世界に旅立ったと思いこみたかったのかもしれません。「いつも何度でも」の歌詞の中にも「ひたすらゼロになる体、みたされてゆけ」と祈りのような言葉がでてきます。

あの日以来、音楽の好みもその時々の気持ちの変化につれ、変ってきました。苦悩のどん底であえいでいたころは心の奥深くに響く荘厳なパイプオルガンのコンサートを探してはでかけていました。あのころは亡き人と一体化し、私もこの世界では生きてはいないような心境だった気がします。
8年近く過ぎたこのごろ、奏者の楽しいおしゃべりと音楽を気軽に心から楽しめるコンサートにもっぱら出かけています。
ほんの少しのリラックスタイムを好きな音楽に求めているのかもしれません。

さて次回はどんなコンサートにいこうかな。
お気に入りを見つけて当日を待つまでの時間は少しだけ贅沢な自分だけの秘密の時間です。


グリーフケア・サポートプラザのホームページ
http://www12.ocn.ne.jp/~griefcsp/index.html

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