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自死(自殺)遺族支援のための認定NPO法人グリーフケア・サポートプラザ

大切な人を自死(自殺)でなくし ひとり孤独でいる時 望みを絶たれ先が見えない時 いつでもどうぞ 自死遺族支援をしているNPO法人です

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悲しみと時間

はじめまして。
えだまめです。

11月16日、グリーフケア・サポートプラザの定期講演会がありました。
今年は、作家の高史明さんと奥様の岡百合子さんご夫妻がご講演下さいました。

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お二人は、1975年に当時12歳の一人息子さんを自死で亡くされました。
それから38年。
この年月について、お母様である百合子さんが、
「悲しみを抜くことはできない。むしろ悲苦は時間とともに深まる」
と話されました。
とても重く、とても深い言葉でした。

悲しみと時間との関係について、「悲しみを乗り越える」とか
「悲しみが小さくなる」とか言われることがありますが、
やっぱり違うと、改めて感じました。

  大事な人を亡くした後、自分の上に重く覆いかぶさる得体のしれない悲しみの塊。
  どこをどう触ってよいのかもわからない巨大な塊。
  何度も押しつぶされそうになる。
  でも、時間がかかりながらも、その塊を手探りしているうちに、
  塊の表面にほんのちょっとした凸凹が見つかったりする。
  そこに どうにかこうにか指をひっかけてみると、その巨大な塊を何とか
  少し抱えることができるようになる。
  もちろん、ときどき指を滑らせて、またうまく抱えられずに
  押しつぶされそうになることもあるけれども。
  そんなことを繰り返しつつ、悲しみの塊を抱えながら(抱きしめながら)
  生きていくような気がする。

そんなふうに感じています。

時間が経つということは、悲しみがなくなったり、小さくなったりするのではなく、
結局、その悲しみを自分で丸ごと抱きかかえることができるようになるかどうか
ということなのではないかと思うのです。
抱きかかえることができるように、失敗を重ねながらも、
自分なりに少しずつ工夫していくものなのかもしれません。

日が暮れるのが早くなり、寒さが身にしみて、指先もかじかむ時期。
指を滑らさないように気をつけなきゃ...。


グリーフケア・サポートプラザのホームページ
http://www12.ocn.ne.jp/~griefcsp/index.html

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