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自死(自殺)遺族支援のためのNPO法人グリーフケア・サポートプラザ

大切な人を自死(自殺)でなくし ひとり孤独でいる時 望みを絶たれ先が見えない時 いつでもどうぞ 自死遺族支援をしているNPO法人です

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安心できる関係

先日の身体指向セラピーの講演会で興味深く聞いたことを、もう一つご紹介します。

進化的に言うと仲間と集まって楽しく寛ぐことが出来るのは犬とか猫とかなどの哺乳類からで、トカゲやワニは一緒にいて楽しいとかはないそうです。
哺乳類から社会的な繋がり、ほかの人と繋がっているということを感じて安らぐという体の働きを持っているのだとか。
確かに親しい友人や、家族と寛いでいる時は、リラックスしているのを感じます。

トラウマ的な出来事に出会った時、いてくれるだけでにこにこ、楽しくなる関係の人や安心感を感じる人、信頼できる人が傍らにいてくれることで、ダメージは少なくなるそうです。
古井講師が教えを受けたPeter A.Levineは、「トラウマとは起こった出来事ではなくて、そこに共感的な見守り手がいなかったために、体の中に残った物のことを指す」と言っているそうです

自律神経の視点から見ると、トラウマ的な出来事で凍り付いた(フリーズした)状態を溶かしてくれるのは腹側迷走神経の働きなのだそう。
腹側迷走神経がトラウマの解毒剤になるそうです。
具体的にシンプルに言うなら、人との安全なつながりを感じることで、凍り付いているものがとけて動き出して外にでていくのだとか。つながりは人でなくても、ペットと目を合わせたり、なでたりでもいいのだそう。
安全なつながり、心が癒される関係をどう作っていくのかが、大事なことなのでしょうね。

自死遺族の場合は個人的な要因と言うよりは、社会的、文化的な様々な要因で他者との関係性が、難しくなることもあります。緊張感が生じたりもします。
自死で遺された人が病死で遺された人と比べていつまでもフリーズするのはこんなことも関係しているのかもしれません。心理的な理由ではなくて、自律神経的に、身体の働きでそうなってしまうのだそうです。
ほっとできる関係、癒される関係の大切さを感じます。
分かち合いの場でも、傾聴電話でも、心に刻んでおきたいことだと思いました。
NPO法人グリーフケア・サポートプラザ 公式ウェブサイト

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