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自死(自殺)遺族支援のためのNPO法人グリーフケア・サポートプラザ

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グリーフになじまない言葉

1年前の夏の初めに、高齢の母があと1か月のいのちと宣告された。

その事実を告げるとある方に、そこまで生きたのだから紅白饅頭で祝うくらいのことだと言われた。別れを前にした家族にとっては残酷な言葉。

好意的に考えるなら、励ましの言葉として、言ったのだろう。
しかし、
グリーフの痛みを抱えている者への共感的理解は微塵もない。
丁寧に寄り添うこと、心で聴くことがどれほどに大切なことであるかをまた一つ苦い体験から知った。
一人一人の深い思いを十把 一絡で自分流に解釈、決めつける怖さをつくづく学んだ。

人は痛みを知って初めて他者の痛みにも気づく鈍い生き物なのかもしれない。
どれほどグリーフを学んでも、宗教書を読んでも、心理学を学んでも頭でわかっただけのこと。
むしろ、学べば学ぶほどわかった積りになり、謙虚さをなくして、惻隠の情を失うのかもしれない。

家族にとっては、一人の人のいのちが終わりそうなこと、もうすぐ別れがくることはどんなに高齢であっても、受け止めきれるものではないことを、母の死が教えてくれた。
母から受け取った贈り物の一つだと1年経って感じている。

すべての人のいのちは尊い。失って初めて気づくのが悲しい。
NPO法人グリーフケア・サポートプラザ 公式ウェブサイト

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