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自死(自殺)遺族支援のためのNPO法人グリーフケア・サポートプラザ

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意味ある偶然・シンクロニシティ

大事な人を亡くして気を張り詰めて緊張して生きている頃、
亡き人からのメッセージを受けたような不思議な感覚を体験をする方は少なくありません。

トンボや蝶や鳥、樹木や野の花など身近な生き物に姿を変えて亡き人が訪ねてきてくれるような心温まり安らぐ感覚。
雲や虹や星や風、海や山など自然の息吹の中に亡き人を感じる厳粛な体験。
仏像の中に亡き人を探し求めて歩いている人も多くおられます。

「もしかして…?」と故人の存在をふと感じた時の胸を突くような驚きと喜び。
そんな躍動的な感動を時に感じることで、
凍り付いたような苦しさ、沈みがちな気分を何とかだましだまし生きてきたのかもしれません。
その頃の感覚を、久しぶりに思い出しました。

死別後3年間、2月になるとベランダに姿を見せてくれたメジロに励まされて、
私は生きていました。
あれから10年以上が過ぎた先日の夕方、普段歩かない近所の道を歩いていて、どこからか小鳥のさえずりが飛び交うのに気づき、金木犀の大木の葉陰に何羽かの小鳥の姿を見つけた時、胸を打たれたような感慨を覚えました。あの頃私を励ましてくれた鳥(メジロ?)と同じ姿です。

もう2月。小鳥は毎年この時期にこの辺りに飛んできて、あの木をねぐらにしているのでしょうか?
それにしても、何故私が喪失の痛みや自責感で苦しんでいたころに、私の前に姿を見せてくれ、
私が生きる力を取り戻したころに、姿を見せなくなったのでしょう。

思い込みなのかもしれません。でも、
人は何かに励まされ、慰められて、生きる力をもらうことがあるのは、確かです。
自分一人では頑張れなくても、そんな諸々の意味ある偶然や崩れ落ちそうな心身を両脇から支えてくれた多くの杖のおかげで、何とか凌いできた日々だった気がします。
人は自分を助ける「なにか」を身近なところに探し出す力を持っているように私は思います。

辛い時に支えてくれる杖が一つでも多く見つかりますように。
こころが解き放たれる喜びを感じる意味ある偶然(シンクロニシティ)に出会う機会がありますように。

必死で頑張っているだけでは、とても心身は持ちません。
少しだけ気がゆるむ時間、凍り付きガチガチになった心がほどけるささやかな時間を持つことで、人は何とか苦しさにも耐え忍んでいけるのではないでしょうか。

まだまだ寒い日が続きます。どうぞお大事になさってくださいね。
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