心の変遷
こんばんは、なすびです。
以前に書き留めていた言葉をたまたま見つけました。
「・・・でも、きみはみつからない。
それでいいんだ。
やっとぼくは気づいたよ。
きみはみつからない。
だからきみはどこにでもいるんだ。
何かを見れば、それがきみだ。
きみは全てだ。
だから、きみをみつけようとしてもしかたがない。
きみはいない。
だから、ぼくはいつもきみといる。・・・」
小説「きみは金色の雨になる」より
読んだのは、自死遺族になって3~4年のころ。
あのころは、花、鳥、空、山、樹、なにを見てもそこに亡き人を感じていました。
どこにでも「きみ」を見つけていました。亡き人が精いっぱい遺された自分を支えてくれているような、そんな感覚、思い込みがあったのです。思い込みを持つことでなんとか絶望的な喪失の中を生きてこられたような気もします。
十余年が過ぎ、「きみ」は遠くで、静かに眠っているような静謐な感覚に時になります。
愛する亡き人は今「ゆっくりしているんだよ」って語って下さった方の言葉を、そのまま素直にそうかもしれないとも思うのです。
亡き人との心情的な絆・つながり方は心の変遷とともに少しずつ変っていくものなのでしょうね。多分。
貴方は今どんな風に亡き人と繋がっておられますか?
自死遺族支援のための NPO法人 グリーフケア・サポートプラザ
NPO法人グリーフケア・サポートプラザ 公式ウェブサイト

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「・・・でも、きみはみつからない。
それでいいんだ。
やっとぼくは気づいたよ。
きみはみつからない。
だからきみはどこにでもいるんだ。
何かを見れば、それがきみだ。
きみは全てだ。
だから、きみをみつけようとしてもしかたがない。
きみはいない。
だから、ぼくはいつもきみといる。・・・」
小説「きみは金色の雨になる」より
読んだのは、自死遺族になって3~4年のころ。
あのころは、花、鳥、空、山、樹、なにを見てもそこに亡き人を感じていました。
どこにでも「きみ」を見つけていました。亡き人が精いっぱい遺された自分を支えてくれているような、そんな感覚、思い込みがあったのです。思い込みを持つことでなんとか絶望的な喪失の中を生きてこられたような気もします。
十余年が過ぎ、「きみ」は遠くで、静かに眠っているような静謐な感覚に時になります。
愛する亡き人は今「ゆっくりしているんだよ」って語って下さった方の言葉を、そのまま素直にそうかもしれないとも思うのです。
亡き人との心情的な絆・つながり方は心の変遷とともに少しずつ変っていくものなのでしょうね。多分。
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