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自死(自殺)遺族支援のための認定NPO法人グリーフケア・サポートプラザ

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「かなしみの力」の講演を聞いて

グリーフケア・サポートプラザ定期講演会
竹内整一氏『「かなしみ」の力』を聞いて   そのⅠ

悲しみは消去するものでも、拒絶するものでもない。
悲しみの中にこそ、悲しみに苦しんだからこそ、悲しみを抱えているからこそ、
より深く生きる道を見つけることが出来るのかもしれない。
そんなことをしみじみと感じた講演でした。

悲しみはどう変わっていくのでしょうか。
悲しみの普遍性を古典、童話、詩などから引用、
悲しみの個別性すなわち極めて主観的な痛みとそこからどう変わっていくのかは、
体験した人々の姿や言葉を紹介することで説かれていました。
私の心に響き、私なりに理解できた言葉を折々にご紹介出来ればと思います。

ご次男が自死された柳田邦男氏の言葉
『一人の人間の精神的ないのちというものは、死では終わらない。旅立つことによって純化されたその人の永続的ないのち(それは魂と呼ぶにふさわしい)は、家族や友人たちの心の中で生き続けるのだ。しかも、愛する人の生きた証を心の中に抱擁した人々は、その永遠のいのちの止むことなき語りかけによって、逆にあたたかい生のエネルギーをもらうという不思議が生じる』(柳田邦男 「人生の答え」の出し方)

私も、あたたかい生のエネルギーを亡き人からもらい、なんとか生きてきたような気がします。
究極の絶望を味わうと、不思議な感覚、体験をすることがあるのでしょうか。(なすび)

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