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自死(自殺)遺族支援のための認定NPO法人グリーフケア・サポートプラザ

大切な人を自死(自殺)でなくし ひとり孤独でいる時 望みを絶たれ先が見えない時 いつでもどうぞ 自死遺族支援をしているNPO法人です

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反響

れもんです。皆さま、いかがお過ごしでしょうか?
秋から冬への季節の移ろいを、そこかしこに感じながら、11月も半ば過ぎになってしまいました。
この季節、少し物悲しくもなるのか、時折、主人が逝った日のことを思い出します。
単身赴任先で自ら逝ってしまった主人を、夜中に車を飛ばして、主人の妹とともに駆けつけました。一人だったらどうすることもできなかっただろうけれども、共に誰か付いてくれる人がいるということは心強いことです。

主人を連れて帰った家には、ちょうどよいタイミングで、離れたところに住んでいる弟が来てくれ、いろいろと助けてくれました。子供のいない私は、その日、帰ってきた主人と二人きりで過ごさなくてはならなかったのですが、幸いにも、多忙な弟が一緒にいてくれました。夜、ふとんに入ると、自分の心と頭が乖離して、自分が取り戻せないような思いに襲われましたが、そのときに、「ここで何とか踏ん張る」と思わせてくれたのは、横で寝ていた弟の存在だったように思います。
自分の話は人に聞かせるくせして、人の話は適当に聞いているようにしか思えなかった弟も、この時ばかりは、私の話に、丁寧に応じてくれました。今では、何を話したのかも覚えていませんが、自分が発したことが返ってくるというのは、こんなにも有難いことなんだと改めて思ったものです。

誰かに話を聞いてもらって、それが何にせよ返ってくると、返ってくることで自分の所在もまた確かめられるのだと思います。どこか遠くへ飛んで行きそうだった自分が、かろうじて踏みとどまることができたのは、あの日の弟からの反響のおかげだったと思います。
語りは自らを指し示すものですが、それは語りが聴くものを前提としているからこそ成立するものです。そこから返ってくるものを受けることで、自らを表すことができる。それがどのような感情であれ、それが現在の自分なのだと知ることができるのだと思います。

サポートプラザには、様々な語りの場があります。残念ながら、現在は、十分な活動を行えませんが、試行しながら少しずつ活動を再開し始めております。また、皆さまに従来通りのご案内ができる日が少しでも早く来ることを、今は祈るばかりです。

NPO法人 グリーフケア・サポートプラザ
NPO法人グリーフケア・サポートプラザ 公式ウェブサイト

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