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自死(自殺)遺族支援のための認定NPO法人グリーフケア・サポートプラザ

大切な人を自死(自殺)でなくし ひとり孤独でいる時 望みを絶たれ先が見えない時 いつでもどうぞ 自死遺族支援をしているNPO法人です

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「ただいま」の声を聞いても・・

ちょっと勇気を振り絞るような、反省しているようなニュアンスで「ただいま」という息子の声が聞こえます。懐かしい声。紛れもなく彼の声。
ドアを開けると小学低学年の頃の姿の息子がしょんぼりと立っています。

「どうしたの?Mちゃん。どこに行ってたの?」「ずっと探していたのよ」
思わず抱きあげ、私は次々と息子に尋ねます。
彼は困ったような顔をして、泣きじゃくるだけ。

帰ってきたのだから安心していいはずなのに、何故か私の不安な気持ちは消えません。
こんなにびっしょり濡れていて、どこにいたのだろう。寒かったに違いない。何日間もひとりでいて、寂しかっただろうと、無事に帰ってきてくれた嬉しさよりも、一人でいた彼の孤独をひしひしと感じて、私の胸はしめつけられます。

そこで目が覚めました。夢でした。夕食前のひと時眠ってしまったのです。
目が覚めてからも、漠然とした不安感、空しさが消えません。
何故こんな夢を見たのか、そのことが気になります。

5月は息子が生まれ、そして亡くなった月。
嬉しくて、また悲しい月。

夢についてはいろいろな解釈があるようですが、
今日の夢は私の無意識がふっと水面に出てきたように私は感じます。
やっぱり、悲しいのです。
そしてずっと戻ってきてくれることを待ち続けているのです。

そうなのですよね。
みんな踏ん張って生きてはいるけれど、温めることが難しい冷たい痛みを心の奥深くに沈めて生きている。

でも、負のスパイラルに巻き込まれ過ぎないよう、こちらの世界で生きることも大切にしなければと努力しています。
こちらの日々の暮らしも、あちらの世界のあの子を悼む思いも、どちらも私の素直な嘘のない気持ち。生きて行くためには大事なこと。
片方だけに偏らず相反する二つの世界を融合して生きる。それが今の私の暮らし方。(by なすび)

NPO法人 グリーフケア・サポートプラザ
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