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自死(自殺)遺族支援のための認定NPO法人グリーフケア・サポートプラザ

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いのち 猫の教え

飼い猫を2月ほど前に亡くしました。
近所の林に捨てられていた子猫を引き取り、家族として共に暮らして10年。
昨年のちょうど今頃、徐々に元気をなくしていきました。
獣医に診てもらうと、猫には珍しい骨肉腫で、骨が溶け激痛で動けなくなり食欲もなくなった状態でした。腫瘍のある足を取り除く手術を受けると、痛みがとれ、元気になっていきました。しかし既に肺に転移し、それもかなり大きくなっていて、早ければ1か月、長くても1年は持たないでしょうとの獣医の診断通り、手術後1年近く生きて、天に帰りました。

食欲は最後まで衰えず、私が座っている椅子に手をかけて、餌をねだる愛らしいポーズを最後の日までしていました。
なくなる数時間前まで餌を食べ機嫌よくしていたので、まだまだ生きてくれそうと思ったいた矢先のこと。
いつも傍らにいた愛猫を失った寂しさはあります。
でもよく生きたね、頑張ったね、ありがとうと声をかけて最後の数時間を看取れたことで、いのちの終わりにしっかり立ち会えた感覚は残ります。

生と死は自分では決めることが出来ない。
与えられたいのちを、寿命の日まで生きるしかないのは動物も人も同じでしょう。
死を意識出来るのは人だけで、動物は死を意識することなく生きているのだそうです。
未来の不安は持たず、過去を恨んだり、悔やまず、ただひたすら、与えられている今を一生懸命生きた猫に生きる姿勢を教えられたような気がします。

自死でなくなった人もまた同じでしょう。精一杯生きた末のどうにもならなかった死だったと、私は思いたい。
自死は自分で死を選択したようであり、自分で選択したわけでもない。知らず知らずその方向に向かってしまったのではないでしょうか。
死に至るほどの苦しみや繊細さを抱えて、よく頑張っていたねと、亡き人の人生を偲びつつ、私は思いたい。(by なすび)
NPO法人 グリーフケア・サポートプラザ
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