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自死(自殺)遺族支援のための認定NPO法人グリーフケア・サポートプラザ

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サウダーデ

街歩きを紹介するテレビ番組で、複雑な感情を表現する「サウダーデ」という言葉がポルトガル語にあることを知りました。

ポルトガルの民衆のこころの歌、魂の歌と言われるファドはサウダーデという感情を大事に歌い上げる歌で、それは言葉で表現することが難しい複雑な感情なのだと街の人が語っていました。

テレビのインタビュー中では、ファドもう戻らない昔を思い出しつつ歌うと紹介されていました。
でも、昔を思い出して悲しむ、悔やむのではなく、かけがえのない思い出を大切に今を生きるところにファドの真髄があるのだそう。日本の演歌とは少しニュアンスが異なるようです。
ファドとは運命、または宿命を意味するそうで、運命を悲しみ、嘆きつつも、今を生きる人の歌ともいえるのでしょうか。

そういえば随分と昔、ファドが好きで、リスボンまで何度か一人旅していると言っておられた方のことを思い出しました。
息子さんを亡くされた方でした。
亡き人への思いや自死遺族になった自分の感情を一言で言い表すことは難しい。
失った悲しみ、運命への嘆きもあれば、
出会えた喜び、共に生きた日々への感慨もあり、
亡き人への愛おしさと共に、絶望的な喪失感の中を生き抜いてきた自分への労わりの気持ちも湧いてくる。

長い年月を振り返りつつその間のすべての感情が入り混じった気持ち=サウダーデをファドを聴くことであの方は癒しておられたのかもしれません。
悲しみを抱えつつもその後を生きて行くための慰めと励まし、癒しの時間を、異国への一人旅で味わっておられたのかもしれません。(by なすび)

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