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自死(自殺)遺族支援のための認定NPO法人グリーフケア・サポートプラザ

大切な人を自死(自殺)でなくし ひとり孤独でいる時 望みを絶たれ先が見えない時 いつでもどうぞ 自死遺族支援をしているNPO法人です

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すべてのことには時がある

久しぶりに亡き人の夢を見ました。

葬儀の日の夜、「これからは、夢できっと逢えるから」と、友人から励ましのメールが入っていました。ところがどれほど願っても、なかなか夢にでてはきません。
1周忌近くになり初めて息子の夢をみましたが、「死んでしまった」ことを、まざまざと突きつけられるような内容で、夢の中でも目が覚めても涙がとまらず号泣しました。

2度目の夢は3回忌のころで、生き返った息子に会えました。「これからどうしたらいいのかな?」と静かな声で私に問いかける息子に、「生きていてくれたら、なにも望まない。そのままでいいよ」と応えた私。心の底から嬉しさが溢れだし、目が覚めても、幸せな感覚が残っていました。現実には、彼はもういません。でも再会出来た喜びが「いない現実」を上回り、1年前のように涙に暮れることはありませんでした。
私のグリーフがいくらか落ち着いてきたのはその後からでしょうか。死を願うほどにこの世で苦しんでいた彼はあちらの世界ではもう苦しんではいないことを感じ取れたからなのかもしれません。
それ以降何回か、幼い頃のあの子を抱きしめる夢を見、その都度安堵感と幸せ感を味わいました。

このところ息子の夢を見なくなりましたが、久しぶりに昨夜見た夢の中では、息子はやはり幼い頃の姿でした。
バス旅行の途中で姿が見えなくなり、探し回ってやっと見つけた夢でした。
抱き上げて、「もうママに何も言わないで、よその人についていかないでね」と、息子の目を見つめて言い聞かせると、うんと頷く息子の愛らしさに涙があふれ出ます。良かった!良かった!と、安心感に充たされます。バスのそばで心配げに待っていた夫も息子を抱きしめています。そこで目が覚めました。

死別後1年目、2年目の夢にでてきた息子は亡くなった頃の年齢と姿でしたが、その後はなぜか幼い頃の姿の夢ばかりです。それが何を意味するのか、わかりませんが、肌触りも匂いもしぐさも声も、あの頃のままの幼い息子に会えるのは、失ったからこその贈り物のような気もします。

喪失の苦しみで悶えていたころ、ある方が教えて下さった言葉があります。
『天が下のすべての事には季節があり、すべてのわざには時がある。・・・・・。
「戦うに時があり、和らぐに時がある」』       旧約聖書 伝道の書より

たとえ悲しみが全く消える去ることはなくても、和らぐ時はいつか必ず誰にもやってきます。
そこまで、何とか踏ん張って、持ちこたえてくださいね。(by なすび)
NPO法人グリーフケア・サポートプラザ 公式ウェブサイト

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