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自死(自殺)遺族支援のためのNPO法人グリーフケア・サポートプラザ

大切な人を自死(自殺)でなくし ひとり孤独でいる時 望みを絶たれ先が見えない時 いつでもどうぞ 自死遺族支援をしているNPO法人です

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哀しい哉(かなしいかな) 哀しい哉

こんにちは。なすびです。

どんなに修行した高僧であっても古今東西、大事な人を亡くすと悲しみに打ちひしがれる。
ただただ、ひたすら、悲しいのです。
自死で遺された場合、苦しみが大きいようにも感じますが、その奥にはとても大きな悲しみも存在します。
弘法大師(空海)の書かれた送別の文を知った時、こんなにも悲しいのは自分だけではないことに慰められました。

  哀しい哉(かなしいかな) 哀しい哉
  哀れの中の哀れなり
  悲しい哉 悲しい哉 悲しみが中の悲しみなり
  哀しい哉 哀しい哉 復(また)哀しい哉
  悲しい哉 悲しい哉 重ねて悲しい哉
  悟りを開けばこの世の悲しみ驚きは
  すべて迷いの生み出す幻にすぎないことはわかっています
  それでも あなたとの別れには涙を流さずにはいられません」
•           ※空海「亡弟子智泉が為の達嚫の文」より

どうか焦らないで、どうかあまり無理なさらないで、今日一日をお過ごしくださいね。
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| スタッフ日記 | 16:10 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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傾聴に専門家である必要はないと言うロジャーズ

こんにちは たまねぎです
傾聴を理論的に支えているカール・ロジャーズ(1902-1987)について、
ロジャーズ研究家諸富祥彦氏から講義を聴きました。

〇ロジャーズが世界に残した功績の一つが、
「専門家である必要はない」、「専門的な知識や技術は必要ない」などの
「関係性の革命」であると言われました。
〇ロジャーズは「立場、階層、身分や地位にこだわらず、自分自身を含めてあらゆる権威に疑いの目差し」(ジェンドリン)を持った人だったのです。
〇ロジャーズは傾聴を社会に広める中で、医療者と患者の関係をはじめ
あらゆる援助者と被援助者との「関係」を変革しようとしたのです。
〇それが「専門家である必要はない」という主張だったのです。
〇ロジャーズの生涯を描いた『カール・ロジャーズ静かな革命』(ラッセル,誠信書房,2006)にその事情が描かれているそうです。
〇我々が、専門家でもなくても傾聴活動を行うことができるのは
ロジャーズの「関係性の革命」の功績のお蔭だったのです。目からうろこでした。
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11月のプラザホープの会(自死遺族の集い)の案内

11月のプラザホープの会のお知らせです。
プラザホープの会は再出発に向けて希望を模索しあう自死遺族の集いです。

開催日  奇数月の第2日曜日 午後2時~4時半
場所    本会事務局(ホームページの「アくセス」に地図を掲載しています)
参加条件 大切な方を自死で亡くされた遺族に限定します。
       原則として、死別後、少なくとも1年以上経過し、再出発に向けた生き方の模
       索に関心がある方。
参加費  500円(会員、非会員問わず)

2018年度は「歳月と悲嘆について」をテーマに語り合っています。
【2018年11月11日(日)午後2時~4時半】  
テーマ:『友を亡くして35年、今の想い』
中学生の時、親しかった友が自死で逝ってしまった衝撃から35年。
自責の念を抱えながら、友の死への向き合い方は、自分の人生のステージと共に変容してきました。
それらを振り返りつつ、今の自分と友との関係・つながりなど、お話する予定です。
それをきっかけにして、参加者同士、それぞれの想いを語り合える場にしたいと思います。
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| スタッフ日記 | 03:47 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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グリーフになじまない言葉

1年前の夏の初めに、高齢の母があと1か月のいのちと宣告された。

その事実を告げるとある方に、そこまで生きたのだから紅白饅頭で祝うくらいのことだと言われた。別れを前にした家族にとっては残酷な言葉。

好意的に考えるなら、励ましの言葉として、言ったのだろう。
しかし、
グリーフの痛みを抱えている者への共感的理解は微塵もない。
丁寧に寄り添うこと、心で聴くことがどれほどに大切なことであるかをまた一つ苦い体験から知った。
一人一人の深い思いを十把 一絡で自分流に解釈、決めつける怖さをつくづく学んだ。

人は痛みを知って初めて他者の痛みにも気づく鈍い生き物なのかもしれない。
どれほどグリーフを学んでも、宗教書を読んでも、心理学を学んでも頭でわかっただけのこと。
むしろ、学べば学ぶほどわかった積りになり、謙虚さをなくして、惻隠の情を失うのかもしれない。

家族にとっては、一人の人のいのちが終わりそうなこと、もうすぐ別れがくることはどんなに高齢であっても、受け止めきれるものではないことを、母の死が教えてくれた。
母から受け取った贈り物の一つだと1年経って感じている。

すべての人のいのちは尊い。失って初めて気づくのが悲しい。
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| スタッフ日記 | 10:19 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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安心できる関係

先日の身体指向セラピーの講演会で興味深く聞いたことを、もう一つご紹介します。

進化的に言うと仲間と集まって楽しく寛ぐことが出来るのは犬とか猫とかなどの哺乳類からで、トカゲやワニは一緒にいて楽しいとかはないそうです。
哺乳類から社会的な繋がり、ほかの人と繋がっているということを感じて安らぐという体の働きを持っているのだとか。
確かに親しい友人や、家族と寛いでいる時は、リラックスしているのを感じます。

トラウマ的な出来事に出会った時、いてくれるだけでにこにこ、楽しくなる関係の人や安心感を感じる人、信頼できる人が傍らにいてくれることで、ダメージは少なくなるそうです。
古井講師が教えを受けたPeter A.Levineは、「トラウマとは起こった出来事ではなくて、そこに共感的な見守り手がいなかったために、体の中に残った物のことを指す」と言っているそうです

自律神経の視点から見ると、トラウマ的な出来事で凍り付いた(フリーズした)状態を溶かしてくれるのは腹側迷走神経の働きなのだそう。
腹側迷走神経がトラウマの解毒剤になるそうです。
具体的にシンプルに言うなら、人との安全なつながりを感じることで、凍り付いているものがとけて動き出して外にでていくのだとか。つながりは人でなくても、ペットと目を合わせたり、なでたりでもいいのだそう。
安全なつながり、心が癒される関係をどう作っていくのかが、大事なことなのでしょうね。

自死遺族の場合は個人的な要因と言うよりは、社会的、文化的な様々な要因で他者との関係性が、難しくなることもあります。緊張感が生じたりもします。
自死で遺された人が病死で遺された人と比べていつまでもフリーズするのはこんなことも関係しているのかもしれません。心理的な理由ではなくて、自律神経的に、身体の働きでそうなってしまうのだそうです。
ほっとできる関係、癒される関係の大切さを感じます。
分かち合いの場でも、傾聴電話でも、心に刻んでおきたいことだと思いました。
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| スタッフ日記 | 05:23 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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