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自死(自殺)遺族支援のための認定NPO法人グリーフケア・サポートプラザ

大切な人を自死(自殺)でなくし ひとり孤独でいる時 望みを絶たれ先が見えない時 いつでもどうぞ 自死遺族支援をしているNPO法人です

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二つの時間

一年一年が過ぎて、年号も変わり、思いもよらなかった疫病が流行って、世界は変わり続けています。
ひっそりと暮らしていたいと思っていても、特に去年今年の(この先もでしょうか?)コロナの影響などは誰にも分け隔てなくあるわけで、昨年春頃は毎日のようにマスクを探していました。しっかりと現実世界の中で生きていたし、今も生きています。
けれど一方で、かけがえのない人を喪ってから、ある意味時間は止まっているし、世界と自分の間に膜があるような感覚も(だいぶ薄れてはきましたが)変わりません。
止まった時間の中にずっとうずくまっていたくても、日常の雑事はありますし、時には避けられない社会生活のお役目が回ってきたりもします。それが「普通の人」にはどうということのない事でも、とても辛かったりすることが多々あるのです。

その折り合いが難しい。と感じます。
流れゆく時間と止まってる時間。苦しい、悲しい、さびしい、つらい…いろんな言葉であれからの日々を言い表す事もできますが、「難しい人生になった」というのも実感しています。

一日、一日をなるべく穏やかな気持ちで過ごす。
結局これしかないのだろうと、何度も心の中で出た結論にまた帰るのですが。
そのためにも日々、小さな喜びを見つけ大事にしていきたい。
好きなこと、楽しいこと、心和むことのリストをよく考えます。それらは1つでも多くあった方が良いのです。
そしてそのリストが自由に実現できるようになるためにも、新型コロナの収束を心から願っています。 (by パンジー)

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| スタッフ日記 | 12:48 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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生きている

こんにちは、れもんです。このところ寒さが厳しく、外に出ると、まるで冷蔵庫の中にいるようです。不要不急、という言葉とともに、仕事や買い出し以外は、外に出ることがおっくうになっているこの頃です。

主人も私も九州生まれで雪には慣れておらず、結婚してこちらに来た頃は、私など、雪が降ると必ず滑って尻もちをついていました。今年、九州ではめずらしい積雪があり、みんなとまどっているというのが、手に取るようにわかります。最近でこそ、雪の日仕様のブーツを履いて滑ることなどなくなりましたが、当時はそういう靴を履くいう意識すらありませんでした。雪かきの必要性など、まったく頭にはありませんでした。

できもしないのにスキーに行くのが好きだった主人と、この季節に、よく信州や那須のスキー場に車で泊まりに行ったことを思い出します。仕事が忙しい主人を、残業帰りのスーツ姿のままひろって、長野まで中央道を通って夜通し行ったことも・・・。思えばあれは幸せな日々でした。けれども、幸せだった日々は、あの日を境に、オセロゲームのコマのように、真逆になってしまいました。

幸せなんて、それをなくしたあとに気がつくものです。その最中に幸せなんて感じていません。ただ、あとでそれを思い出すというのは、そのときに、何か生きている実感というものがあったからだと思うのです。

今年の3月で、主人が逝ってちょうど10年になります。幸せだった日々を思い出すのが辛いというのは、主人が生きていた証まで否定することになってしまうんじゃないか。そう思い始めたせいか、気づけば、当時のことをしみじみと思い出すようになりました。もちろん、そのときに、わがままだった自分も同時に思い出すことにもなるのですが・・・

10年経って、これから、主人とどう生きていくのかと思っている自分に、亡くなった後も、こうして形を変えて主人とともに暮らしている自分にはっとしています。多分、亡くなったときからずっと、ともに生きているのでしょうけど。

どうか、皆さま、お体に気をつけて、せめて少しでもゆったりとした時間を過ごすことができますように。
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| スタッフ日記 | 06:51 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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蠟梅

梅コピー

「立春間近の晩冬、これから最も寒い季節を迎えるのに、蝋梅の花が咲いている。
中国からやってきた蝋梅は、梅と呼ばれているが、バラ科の植物で梅ではない。
まるで蜜蝋の様な色合いの、黄色い花の花言葉は「慈愛」。
どんな寒い冬がおとずれても、必ず、生命に満ち溢れる春がやってくる。どんなに厳しい状況にあっても、必ず、解決の道が与えられる。
春を待ち望み、解決の時を待ち望み、祈りつつ歩んで行こう。by ヒソプ」
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| スタッフ日記 | 17:17 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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一生懸命

「一生懸命、あの日から生きてきたよね」との言葉にみんな頷く。
かけがえのない人を亡くしてから、
どれだけの力を振り絞ってみんな生きてきたことでしょう。

あの子を亡くしてからの数年間、今思い返しても我ながらよく頑張っていたと思います。
少し気持ちが萎えるとそのまま負のスパイラルに巻き込まれて崩れ落ちてしまいそうな気がしていました。
自分が壊れないようにと、緊張して生きていた日々でした。

生きることの大変さといのちのかけがえのなさを教えてくれたのは、亡き人。
感謝し、思い出し、痛みを感じつつ、
それでも私は今を大切に生きています。
そんな生き方が出来るようになってきました。年月はかかりましたが。(by なすび)
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| スタッフ日記 | 17:26 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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シクラメン

シクラメンコピー
シクラメンを一鉢購入しました。
玄関に置くと、辺り一面が華やぎます。

子供のころ、冬になるとシクラメンとサイネリア、プリムラの鉢がリビングを飾り、愛らしい花たちを眺めるのが楽しみでした。
サイネリアとプリムラはいつの間にか花屋の店頭では見かけなくなりましたが、シクラメンは今も冬の花の定番。
花好きなのですが、シクラメン栽培は苦手でいつも途中で情けない状態に萎らせてしまい、最近は購入しなくなっていました。

今回購入したのは、花屋さんからではなく、東京郊外のシクラメン栽培農家の直送便。
クリスマスを過ぎ、びっくりするほどに値下がりしたシクラメンをネットで購入してみたのです。
想像以上に立派で新鮮な大鉢のシクラメンが到着して、申し訳ないくらい。
久しぶりに、シクラメンと同居する冬。
春先まで元気に花を咲かせて続けてくれますように。

この一鉢が、寒さと、コロナでどこにも出られない冬を活気づけて、少し気分を上げてくれます。前向きのエネルギーがちょっと湧いてきました。(by なすび)

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| スタッフ日記 | 15:21 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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年末年始も傾聴電話は休みません。

認定NPO グリーフケア・サポートプラザでは、コロナ禍の現在、
自死族の方の悲しみ、苦しみを受けとめる傾聴電話は、
毎週木曜日、土曜日の12時から16時に短縮して実施しています。

年末の12月31日(木曜日)と年始の1月2日(土曜日)も、
通常と同様に実施しています。
どうぞご利用ください。
    傾聴電話:03-3796-5453

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| スタッフ日記 | 18:39 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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それぞれに

2020年も残り少なくなりました。

今年はコロナ不安で情報に追われてぼやぼやしているだけで、いつも以上に月日が早く
流れていったように感じます。
時間がどんどん過ぎていくのはありがたいようなところもありますが、遺族にとって辛
いことの多い時期がまたやってきてしまいました。

今まさに悩まれている方もいらっしゃるかと思いますが、あの子を亡くしておめおめと
生きているというのに、新しい年の何がめでたい、とあの年以来年賀状はやめました。
新年になって初めて会う方にも、「おめでとう」はやめて「今年もよろしく」で済ませ
るようになりました。

もうひとりの親である夫はなんの迷いもなく(たぶん)、早々としきたり通りに喪中挨
拶状を送り、年賀状も送り続けています。
それを苦い思いで横目に眺めながら、グリーフワークはこれほどまでに一人ひとり違い、
それぞれの道をたどるしかないのだ、と思うようにしています。

ワクチン接種が現実的になってきて、コロナと共存できるようになる日は近づいてきてい
るのかもしれません。
その意味でも時間が早く流れるのはありがたく、来年は好きな時に好きな所に行くことの
できる生活を取り戻したいものです。

寒さも厳しく、悲しみに襲われることも多い季節ですが、どなたもお体の調子を大きく崩
すことのないことを願っています。

                               (by 茴香)

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| スタッフ日記 | 18:47 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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願い通りにはいかない人生であっても

かけがえのない子の死を『授かったいのちを、お返しした』、
あるいは『しばらくお預かりしていたいのちをお返しした』と受け止められるならば、
子を失った親の苦悩も少し違う味わい、意味合いになるのかもしれない。
かぐや姫伝説のように。

しかし自死の場合、自分自身ではなく亡き人による苦悶の末の選択なので,
お返ししたと思うことに幾ばくかの抵抗感を伴うし、
大きな存在から託されたいのちと考えるなら、そのいのち守ることが出来なかった無念さを遺された者は消すことが難しい。
でも、複雑に絡み合った気持ちの何パーセントかに、「お預かりしていたんだ」「そして今お返しした」そんな思いも存在はしています。

思い通りにはいかない。
必ずしも願い通りではない。
それでも何とか折り合いをつけて日々を過ごす。
それが“生きる”ということなのかもしれない。

一人一人異なる人生、そして自分の気持ち通りにはいかない人生。
それでも自分なりには精一杯生きている。
だからこそ味わい深く、どの人の人生も尊い。
早過ぎたあの子の人生も、
紛れもなく素晴らしかったと思いたい。(by なすび)


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| スタッフ日記 | 17:11 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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美智子様のお言葉に

手術後の副作用で、お好きなピアノが弾けなくなった美智子上皇后さま。
この状況を嘆きの中で過ごされず、「お返ししました」と、受け入れておられる様子をテレビ報道で拝見しました。

不断の努力で手に入れたことを「授かった」と感謝の思いで受け取り、
大切な何かを手放さなければならなくなった「喪失」を、「お返しした」と折り合いをつけておられる美智子様。

自我を超越し、昇華の域に達しておられるお言葉に長い宮中暮らしは、大変な鍛錬の場であられたことが想像されます。
美智子様もご苦労されていらした・・・。(by なすび)

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| スタッフ日記 | 05:50 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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記憶に残る一年

今年は世界規模で、あらゆる人にとっていつもと違う記憶に残る一年になったのではないでしょうか。
自然災害が毎年のように起こる日本に住んでいても、このような疫病の流行した年は
ほとんどの人にとって初めての経験っだったと思います。

春も、夏も、秋も、ただ何となく暦の上を過ぎていったような気がしていますが、
この感覚は、大事な人を亡くした当初に少し似ている感じもあります。
時間だけは過ぎていくけれど、その日を何とかやり過ごしてはいるけれど
振り返ると「何をしていたんだろう?」とあの頃の記憶が本当にあやふやです。
「あれ?あれはどうしていたんだろう?」と、大事なことも思い出せません。
「それで良いのよ。思い出したくないことは無理に思い出さないで。」と先輩遺族の方に言われて「そうだな。記憶はないけれど、いろんなことを何とか対処してきたんだな。塞がった傷を自分でほじくり返さなくて良いんだな。」と思うようになりました。

あやふやだけれど、あやふやが故に「記憶に残る一年」はもう経験済みなのです。

その後のことは全く想像もできませんでしたが、いつか桜が咲けば花の下で写真を撮り、夏は旅先できれいな景色を味わい、秋には紅葉の公園を散策するようになっていました。
そしてそういう事が、その後の現実を生きる自分にとってどんなに大切かを実感する日々でした。

状況が良くなって、また心配なく外出や旅行ができるようになれば…とただ願うばかりです。
そして当プラザの活動が元通りに実施できますように…
きっと私と同じように、その日を待ってくださっている方がいらっしゃると思っています。(by パンジー)
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| スタッフ日記 | 21:53 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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時は流れて  その3

「なにが失われるかということよりも、むしろなにが続いていくのか」ということが、喪の道を歩く者には大事な焦点であると、何かで読んだことがあります。

失った子を、何かの中に見つけようと必死に探し続けていた日々。メジロと出会ったのはそのような時でした。

かつてのように、なにかの中に故人を見出だす繊細さ、必死さは残念ですが今は消えてしまいました。
代わりに亡き人は、想像もつかない彼方や、そしてまた時に私の心のなかにも存在しているような感覚。
その時々で違います。
会えなくなったのは悲しいけれど、出会えたことの感謝で満たされてもいます。

この先どんな自分に変わっていくのでしょうか?
亡き人とのつながりはどのように変わっていくのでしょうか?
その時どきのあるがままの自分を受けいれて生きていければと願っています。(by なすび)

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| スタッフ日記 | 09:02 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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ピラカンサ

ピラカンサスkopi-

「ピラカンサの赤い実がなっている。5月に花言葉「美しさはあなたの魅力」の通り、小さな白い花が泡のように咲いていたのを思い出す。
たわわに実ったこの実、小鳥の餌になって、種を飲み込んだ鳥が種を遠くまで運んでくれるそうだ。しかし、鳥が好んで食べているようには見えない。実のなったピラカンサの花言葉は「燃ゆる思い」、そして「防御」だそうだ。ピラカンサのピラは炎で「燃ゆる思い」、カンサはトゲで「防御」。トゲで動物はうかつに近づけないし、一度に鳥がたくさんの果実を食べないように、ピラカンサの果実には元々毒性があり、真冬の2月ごろには毒性が無くなるのだそうだ。食物が無くなる真冬まで、待たなければ。今は、我慢の時か。
あくまで、「美しさはあなたの魅力」の言葉どおり、今は、ながめているだけにしたほうが賢明だ。 byヒソプ」

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| スタッフ日記 | 23:44 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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時は流れて その2

息子が旅立った直後の3年間、冬になると窓辺にやってきたメジロ。
十余年前の不思議な出来事を今も思い出すことがあります。
「もしかして、Mクン?」
メジロを見るたびにドキドキしながら祈るように見つめていた私。
息子が生き返ったような驚きと喜びで、心が安堵感で満たされていきました。
「もう一度、あのメジロに会いたい」、その願いであの頃は生きていたのです。

どのようなものであれ、先に望みがあると苦しみに耐えることが出来るのかもしれません。
あの子は先には全く望みがないと思い込んでしまったのでしょうか。
あるいは何も考えられないほど消耗しきっていたのかもしれません。

気づけませんでした・・・。(by なすび)

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| スタッフ日記 | 03:46 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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反響

れもんです。皆さま、いかがお過ごしでしょうか?
秋から冬への季節の移ろいを、そこかしこに感じながら、11月も半ば過ぎになってしまいました。
この季節、少し物悲しくもなるのか、時折、主人が逝った日のことを思い出します。
単身赴任先で自ら逝ってしまった主人を、夜中に車を飛ばして、主人の妹とともに駆けつけました。一人だったらどうすることもできなかっただろうけれども、共に誰か付いてくれる人がいるということは心強いことです。

主人を連れて帰った家には、ちょうどよいタイミングで、離れたところに住んでいる弟が来てくれ、いろいろと助けてくれました。子供のいない私は、その日、帰ってきた主人と二人きりで過ごさなくてはならなかったのですが、幸いにも、多忙な弟が一緒にいてくれました。夜、ふとんに入ると、自分の心と頭が乖離して、自分が取り戻せないような思いに襲われましたが、そのときに、「ここで何とか踏ん張る」と思わせてくれたのは、横で寝ていた弟の存在だったように思います。
自分の話は人に聞かせるくせして、人の話は適当に聞いているようにしか思えなかった弟も、この時ばかりは、私の話に、丁寧に応じてくれました。今では、何を話したのかも覚えていませんが、自分が発したことが返ってくるというのは、こんなにも有難いことなんだと改めて思ったものです。

誰かに話を聞いてもらって、それが何にせよ返ってくると、返ってくることで自分の所在もまた確かめられるのだと思います。どこか遠くへ飛んで行きそうだった自分が、かろうじて踏みとどまることができたのは、あの日の弟からの反響のおかげだったと思います。
語りは自らを指し示すものですが、それは語りが聴くものを前提としているからこそ成立するものです。そこから返ってくるものを受けることで、自らを表すことができる。それがどのような感情であれ、それが現在の自分なのだと知ることができるのだと思います。

サポートプラザには、様々な語りの場があります。残念ながら、現在は、十分な活動を行えませんが、試行しながら少しずつ活動を再開し始めております。また、皆さまに従来通りのご案内ができる日が少しでも早く来ることを、今は祈るばかりです。

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| スタッフ日記 | 04:01 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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傾聴電話をご利用くださる皆様へ

コロナの影響で大事な人を自死で亡くされる方が、悲しいことですが増えてきています。
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コロナ感染予防の為、「自死遺族の方のための傾聴電話」は時間短縮と対応曜日を減らして、現在は実施しております。
自粛以前の半分以下の時間での実施です。
せっかくお電話くださっても繋がりにくく、やむなくあきらめてしまわれる死別後間もない方のお気持ちに配慮し、新たな傾聴ルールを決めました。

明日、11月12日木曜日からの傾聴電話は、1回の電話時間を原則40分までとさせていただきたいと思います。そうすることで、少しでも多くの方のお電話を受けることが出来ますようにと、願っています。
苦渋の決断です。お電話を利用下さっている皆様本当に申し訳ありません。
コロナが収束し、ゆっくり時間をかけて聴ける日が早く来ますように。

傾聴電話は現在は木曜、土曜の週2回、12時から16時まで実施しています。
1日に1回、何度でも、何年でもリピートしてかけていただくことは可能です。
1年、2年、数年、十数年にわたり、かけくださるリピーターの方は少なくありません。

必要な時にいつでも、どうぞご利用ください。
必要な時に繋がりますことを願いつつ、お待ちしております。

認定NPO グリーフケア・サポートプラザ 自死遺族の方のための傾聴電話
毎週        木曜日   土曜日   12時~16時まで
電話番号     03-3796-5453   


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